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「珍しいですね、こんな時間にこんな日に人が来るなんて」




それはもう日が暮れて冷たい雨が降った日

いつもの場所は今日は1人ではなく

お客さんが来た。



確かそれは真選組と呼ばれる集団の隊服を
雨よけ代わりに走って来た少年
整った顔立ちに少し息切れをさせていた。




「すまねぇ、先約がいたとは知らずに」





ほかの場所探しますと
その言葉には寒そうな白い息と
彼の優しさが込められていた。






「構いませんよ、ここら辺には雨宿りができる場所はなんか中ありませんから」





見ると彼の髪や服はびしょ濡れで
こんな気温の中雨に当たってたら体を壊してしまうんじゃないか、風邪ひかないだろうか。と
何故か心配になった。





「そのままだと風邪引いちゃいますよね?
このタオル使ってください。」


「いや、それは悪いんで」


「じゃあ傘使いますか?」





と、意地悪に聞いてみると
タオルにしときますと私の手からタオルを取った。

応答は無愛想打が心優しい少年らしい。






「2人で雨宿りするには少々小さいようですね。私はもう用事済んだので、これで失礼しますね」


「え、でもタオル。」


「私は毎日ここにいますから、暇な時にでもまたお喋りしてください」








小さく会釈して私はその場を去った。

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みさ - 面白いです!更新頑張ってください!応援してます (2018年12月23日 14時) (レス) id: 817345b6d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨル | 作成日時:2018年12月7日 21時

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