不思議な時計~もしあの頃出会えていたら～「ＡＡＡ」 (ページ14)

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真ちゃんと秘密ページ14

與「はっ？」

真ちゃんは何言ってんの？って顔で私を見る。

『嘘っぽいよね。でも、本当なの。この世界の本当の私はたぶんまだ小学生。
私は14.5年後の未来から来てて、これが私のケータイ。
iPhoneっていうの。』

與「じゃあケータイを持ってへんゆーてたんは…」

『うん。もし、交換したとして、私が元の世界へ戻った時、もし連絡きても繋がるが分からない…
そんなので宇野ちゃんを悲しませたくなかったの。』

與「やったら、俺と交換しよーや！」

『えっ？でも…』
與「俺やったらもう、繋がらない理由分かったし、もし繋がったら離れてても話せるやろ？
なっ？？」

『與さん…ありがとうございます。』

與「ハハッw
Aは俺のことそう呼んでるんや？
でも、真ちゃんの方がええわっww」

『真ちゃん、私ね、ここに確実に来れるとかではないの。
だから、もしこれから会えなくなっても、きっと10年後、その先で会えるから！だから、その時まで待っててほしい…』

與「会えへんのは寂しいけど、待つで！
それに、もしまたすぐ会えたら嬉しいし」

『もしね、未来で会えたとしてもその時の私は皆が私のこと知ってるということを知らないの。
だから皆のこと傷つけちゃうかもしれない…』

與「それって、じゃあ俺がもし会えて、A！って呼んでも、分からないって事なん？」

『いや、ファンだから真ちゃんやＡＡＡみんなのことは分かるの。
でも、何で私のことを知っているのかってことが分からないってこと。』

與「そーなんや…
せやったら、ええわ！
だって、俺のことは分かるんやろ？」

『うん！もちろん！！』

真ちゃんは信じてくれた。
もう会えるか分からないから、、、

『真ちゃんっ！』

ギュッ！！

私は真ちゃんに抱きついた。

與「どーしたん？A。大丈夫や！また会えるで！！ぽんぽんヽ(・ω・｀)」

真ちゃん、本当優しいね。

『これが私がここへ来た道具。
この時計を開けば、私はもう元の世界へ戻るの』

與「なぁ、この連絡先、繋がるとしたらいつ繋がるん？」

『2010年かな？その頃には必ず繋がる！』

與「分かった！ほな、またな！！また来るの待ってんで！！」

『うん！またね！ずっと、ずっと大好きだよ(^^)」』

パカッ

キラッ

…………

目を開けば、自分の部屋に居た。

『…真ちゃんに告っちゃった(/ω＼)』

これ、すぐ会えたとき、どーしよ…