【学パロ】生徒会の主役は…【w/r/w/r/d/!】 (ページ48)

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撮影ページ48

『…瑠美。昨年何があったか知ってる？』

瑠美は知らないの、と驚いてからああ、と納得する。

自己解決やめてくれ頼む。

瑠「Aは実行委員じゃなかったからね。私、実行委員だったんだけど、ヤクザを学校に招いた奴がいてさ…。」

『ああ、もういいもういい。それだけで十分マズイからいい、いい。』

全力で拒否する。

その生徒はどんな繋がりを持っていたのだろうか。

瑠「それよりA、めっちゃ似合ってるよっ！！」

『…本当に？』

「ほんとほんと！！」と続ける瑠美に、少し照れながら礼を言った。

…あとはあいつらが帰って来なければいいんだけど。

しかし、噂をすればなんとやら、３人がノロノロと歩いて戻ってくる。

あと３分ではじまる、結構ギリギリ。

あの３人の方をチラっと覗いてみると、目が合うと同時に逸らされた。

…なんで？

何故かはよく分からないが、私が知る由も無い。

なんやかんやで文化祭が始まる。

私のシフトは午前だけ。

しかし、午後に写真撮影をするという理由で一日中この格好でいなくてはならないらしい。

軽く舌打ちを鳴らしたくなったが、客も来ているので抑える。

「お姉さん、パンケーキください！」

ん、と振り返ると小さな女の子。

手には１００円。

母親は後ろで見守っている。

…なるほど？

ここはニッコニコで対応するのが正しいだろう。

『うん！じゃあ、ここの机でお母さんと一緒に待っててくれるかな？』

「わあ、ありがとう！！お姉さん、かわいいね！」

そんなことないよ、と続けてから母親の方へ会釈をする。

すると、後ろから声がする。

sha「お姉さん、スマイル１つ！」

『帰れ。』

「なんでや！？」と慌てるシャオロン。

tn「まあまあ…。せっかく来てやったんやから、スマイルの１つくらいええやろ？」

…。

引き攣る笑顔を浮かべてみせる。

目がピクピクと震える。

tn「…ええやん。撮ったろ。」

そう言って勝手にスマホを構えてパシャと１枚…。

いや、え？

『なにしてんの？』

sha「トントンは経験ないからなあ…お前のコスプレ姿だけ撮っておいて、１人でお楽しみするんや、絶対。」

tn「は？死ねよ。」

唐突の下ネタはやめてほしい。

ほら、さっきの子の母親を見てごらん。

完全にひいているではないか。

しかも、その軽蔑の眼差しは２人のみならずわたしにも。

トントンの放った言葉をそっくりそのまま２人にぶつけてやりたい。