【学パロ】生徒会の主役は…【w/r/w/r/d/!】 (ページ39)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:116,536 hit

変化ページ39

〈〈A〉〉

顔が熱い。

みんなにこの顔を見せたくなかったから家政婦さんの手伝いをしようとしたのに…。

まあ、もちろん善意も多少あったが。

rb「A…？顔赤くない？」

毎回私の顔の変化に気づくロボロ。

勘が鋭すぎるのだろうか。

そんなことないよ、と否定すると、そう…と少し首を傾げた。

ああ、また歴史だ。

しかし、とうとう待ちに待っ…てはいないが、テストは明日。

備えるならば今日だけだ。

tn「エミさんのことやから、きっと難易度高いの出してくるで。例えば…この辺とか。」

そう言って開くページは第二次世界大戦の章。

それも、細かいことがズラリと載っている。

…それにしても、教師に対して「エミさん」ってみんなそうなのだろうか。

たしかグルッペンも…。

グルッペン…！！

sho「…やっぱ顔赤いっすわ。」

『いやいや、暑いだけだから。気にしないで。』

ああ、もう思い出してはダメだ。

さっきのことはちょっとしたジョーク、そうだろう。

うん、忘れた忘れた。

みんなが、最後のおさらいをしてくれる。

一人一人とてもわかりやすく、為になる講座だった。

初めはいやいや来ていたし、同年代と勉強してもなにも学ぶことができない、とばかり思っていた。

しかし、案外そうでもないらしい。

さあ、明日。

明日が勝負だ。

もしも明日合格点を獲得できなければ、私は文化祭までの間、生徒会に行けず、さらには剣道部活動もできなくなる。

彼らに礼を言って大きな家の門を出る。

時間は１１時。

残りの時間で復習しよう。

そう、心に決めた。