【学パロ】生徒会の主役は…【w/r/w/r/d/!】 (ページ35)

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寝坊ページ35

「…ろ…き…起きろ！！」

『ん…？んんっ。』

誰かが発した大声で目がさめる。

「おはよう」「今何時？」

言いたいことはたくさんあるが、未だにグルッペンは私の口を塞いでいるようで。

まったく…あのまま２人で寝てしまったのか。

どうりでこの妙な拘束感。

ht「おらぁ！グルッペンもおきろ！！」

gr「ん…あと５分。」

そう言うと、潰すように腕を締めてくる。

かろうじて取れたのは口を塞いでいた右手だけ。

本当に苦しいことから、おそらく寝ぼけたふりなどではなく、本当に寝ぼけているのだろう。

…時間的には昨日結局２時ごろに就寝したと考えるのが自然か。

待って、本当に死ぬ。

『グルッペン…起き…て。』

gr「…ん。」

返事しただけで行動に移さない人発見。

トントンは…もう起きてるっぽい。

ut「いくらグルちゃんとはいえ許さんで。」

鬱は手を剥がそうとするが、ビクともしない。

…見た目から力強そうなことくらいわかってたけど…。

と、そのときトントンが来る。

苦い顔をして大声を出す。

tn「グルッペンさ～ん、次の生徒会会議の資料作りましたか～？」

そう言うと、グルッペンはビクッと体を跳ねさせて飛び起きた。

gr「うわっトン氏だ逃げろ！！…あれ？ああ、Aおはよう。」

何がおはようだ。

改めて現在時刻を確認すると午前１０時。

立派なおそようの時間。

os「２人のご飯だけまだ残ってるから、今すぐ食べるめう。」

ご飯を作ったであろうオスマンがそう呼びかける。

その声が若干いつもより低い気がしたのは気のせいか。

tn「…なんかされたら起こせって言うたのに。どうせ変な気ィ遣って夜中起こさんかったんやろ。」

『…まあ。』

そう答えると、トントンは私の後頭部に手をやり、自らへと引き寄せた。

そして、ゆっくりと頭を撫でながら呟く。

tn「もうちょっと信頼してくれても…ええのにな。」

いつもなら頭を撫でられ、「子供扱いするな」と反撃していたところ。

なぜか、今日はあまり「子供扱い」が感じられなかった。