【学パロ】生徒会の主役は…【w/r/w/r/d/!】 (ページ25)

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昼食ページ25

そして、待ちに待った昼ごはん。

机の上に広げられたサンドイッチは、家政婦さんが作ってくれたらしい。

家政婦さんって…。

私はそんなにお腹が空く方ではないが、今ばかりは食事に本当に感謝した。

いただきます、と発する言葉に感動を覚える。

まるで戦時中かのように。

…しかし、幸せは長く続かない。

zm「A美味しそうに食べるなァ…ほら、もっともっと食べて、背も伸ばすんや。」

『背の話は関係ない！！あと、そんなに食べられないから！ありがた迷惑だから！！』

そう言っても、ニコニコとどんどん取り皿にサンドイッチを盛るゾム。

ダメだ…食害とはせめて時間をずらすべきだった。

と、苦しんでいたそのとき。

rb「辛そうやな…じゃあ、俺が３分の２食べたるから、残りいける？」

『う、うん。それくらいなら。』

rb「そか。…いただきまーす。」

控えめな声でそうはいうものの、サンドイッチが無くなるのはとてつもなく早かった。

正直、多すぎるのでロボロに申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、本人はなんとも思っていないようだ。

結局、私が３分の１食べるよりも早くロボロは食事を終えた。

zm「ロボロは苦しまんからな…。」

そう言って悔しそうにロボロを見る。

え、なんですか、私をやっぱり苦しませたかったんですか。

私もそれから５分もすれば、サンドイッチは腹の中に収まっていた。

味はとても美味しく、手作りというところがまたよかった。

…そういえば。

『グルッペン、両親は？』

そう聞くと、顔を曇らせる。

…まさか私、地雷を…？

gr「ああ、ただ世界旅行に出かけているだけだ。」

『じゃあ紛らわしい顔しないで。』

gr「Aが勝手に勘違いしたんだろう。」

たしかに、もっともだ。

それにしても世界旅行とは、なんと資金力のある贅沢な家だろうか。