４６秒前 ページ4
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翌日__
今日は1日休みで任務もないから昼まで寝ようと頭から布団を被っていたのに。
「Aちゃーん、遊びましょー」
扉の向こうでサングラスの長身白髪男が私を呼んでいる。
扉を叩く音が段々と大きくなり、私を呼ぶ声もそれに比例して大きくなっていく。
「おい、俺がこの扉ぶっ壊す前に開けろよ」
そして最終的には脅しになった。
私には開ける以外の選択肢は残されていなかった。
「よお」
「…なに」
「機嫌わりーな」
「昼まで寝るつもりだったからね…」
私の部屋にズカズカと入り込んだ男は遠慮という概念をどこかへ落としてきたらしい。
さっきまで私が寝ていたベッドに座り、長い足を組んでいる。
「いちごオレ」
「は？」
「いちごオレ出せ」
「…ないものは出せないし、アンタ図々しい」
「ねーのかよ。品揃えの悪い部屋だな」
「品揃えの悪い店みたいな言い方やめてくんない？」
本当に遠慮を知らないらしいこの男はベッドに座るどころか、今度は寝転んだ。有り得ない。
人の、しかも女のベッドに断りもなく寝転ぶなんて。
「…悟、何しに来たの」
「別に〜」
「用ないなら帰ってよ、私寝るから」
「…あー思い出した。オマエってさぁ、」
感情のこもってない「あー思い出した」を聞き、半ば睨みつけるように悟を見る。
「処 女？」
見なきゃ良かった。
絡まった視線から逃れられない。
「な、なんでアンタにそんなこと言わなきゃいけないの」
「友人の性 事情を把握するのも俺の仕事だからな」
「…キモイこと言ってないで早く帰ってよ」
「話逸らすなって」
どうしてこんな日に限ってサングラスかけてないの。
なんでも見透かしてしまいそうなその眼で見ないで。
「…ほんとアンタ性格悪い」
「顔が良けりゃなんでも許されるんだよ」
「うっざ…」
「で？どうなんだよ」
「…」
「無言は肯定の証だって教わらなかった？」
楽しそうに笑う目の前の男をこれほどまでに殴りたいと思ったことはない。
「…ほんとうざい」
「へぇ〜、やっぱそうなんだ？」
「〜っ、悪い！？」
「や、むしろいいんじゃねえの」
想定外の返答。
絶対に馬鹿にされると思った。
「俺は好きな女の初めてになれたら嬉しいけど」
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カケオレ(プロフ) - おめでとう夢主ちゃん。夏油と幸せになってくれ (7月22日 10時) (
レス) @page50 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
加穂(プロフ) - 始めまして。こちらの作品読ませていただき夏油傑がもっと好きになりました！続きを読ませて頂きたいのですがパスワードを教えて頂いてもよろしいでしょうか？ (7月15日 22時) (レス) @page50 id: 45a8770aec (このIDを非表示/違反報告)
モモ - こちらの作品読ませていただきました！すっごく面白かったです！パスワード作品も読んでみたいのですが、教えていただきたいです！ (4月30日 23時) (レス) id: fdeb613541 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - こちらの作品を読んで傑が更に好きになりました！ありがとうございます😭好きすぎて何度も読み返してしまいました😭過去の作品も読んでみたいのですが、パス教えていただけないでしょうか？🙇♀️💦 (2023年2月26日 17時) (レス) id: df988bb267 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 天才…ありがとうございました…！！ (2022年11月12日 23時) (レス) @page50 id: 6ec9f3ee23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七
| 作成日時：2021年5月3日 20時
