【呪術廻戦】皆が尊すぎて死にそうです

43.身長をください ページ44

いきなり、美人な人に好きだ！と言われ、ガバッとハグされたら、あなたはどうしますか？



私は＿＿＿＿＿









フリーズします。









五条「え、ちょっ、A！？大丈夫！？生きてる！？」




五条先生の声が聞こえて、ハッと我に返る。




『……せんせー、私どうしたらいいでしょ？』




五条「………………ま、自分で頑張れ！」




おい、五条先生よ。

生徒が困ってるのに見捨てるの？




『…あの、大丈夫ですか？私、まだあなたの顔が見れてないので、あなたが誰か分からないのですが……。』


「おおお…！そっか、そうだよね！ごめんね！！」




そう言って、美人な人は私から離れていく。


この人、天然か……？



ようやく、美人な人の顔を見ることが出来た。




『綺麗……』





やっぱり、彼女は滅茶苦茶美人で、しかも小顔。

背高いし、足長いし、肌は透き通るような白だし……。


美人過ぎるのでは？

私に身長分けて欲しい…！







……この人、どこかで見たことがあるような…。

私のことを知ってるってことは、会ったことがあるんだろうけど……。









「……やっぱり、私のこと覚えてない…？」









綺麗な瞳に涙を溜めて、私を見つめる彼女。




彼女のこの言葉も表情も、どこか懐かしかった。









＿＿＿＿＿＿＿＿

『ん……』

「A！良かった、なかなか起きないから心配したんだよ？」


『…………？』


「っ、私のこと覚えてない？」





『……ふふっ、忘れる訳ないでしょ、ねーさま』

＿＿＿＿＿＿＿＿





『……！』





いきなり頭の中に流れてきた映像。

……これは、私の記憶、だと思う。




記憶の中で、心配そうに私を見つめる女の子が、目の前にいる女性と似ていた。






『……もしかして、姉さ＿＿』





ドンッ






『あうっ』






姉さん、と言おうとしたら、またまたハグされました。

しかも、めっちゃ力強い。







「Aのバカ！」


『へ？』



「覚えてるなら、覚えてるって言いなさいよ！」


『いや、さっき思い出して……』


「それまで忘れてたの！？」



『ご、ごめんなさい…？』



「なんで疑問形なのよ…！」



『怒るのそこなのね……。ホントに悪いって思ってるから、ごめんって。ちゃんと姉さんのこと思い出したから』






鈴ノ音 小鳥

子供の頃から滅茶苦茶美人で、子役をやっていて、今では女優やモデルなど、とにかく活躍しまわっている。


私の姉だ。

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