【呪術廻戦】皆が尊すぎて死にそうです

20.構築術式 ページ21

『…よし、２人の所にいくか』

立ち上がろうとすると、フラッと体が傾く。

『っ！』

咄嗟に壁に手をついて倒れるのをなんとか防ぐ。


あっぶな！

そうだ、反転術式使ったんだからその反動くるよね……！

しかも私呪力少ないし！


『よいしょっと』


足に力を入れて、悠仁君達の方へ歩いていく。

壊れた壁から下を見ると、ちょうど悠仁君が呪霊に殴られたところだ。

……めっちゃ痛そう。

滅茶苦茶集中して耳を働かせたら、なんとか声が聞こえた。



恵「呪いは呪いでしか祓えない」


ズザァ


殴られた悠仁君が恵君の隣に滑る。


悠仁「はやく言ってくんない？」

恵「何度も逃げろつったろ」




うん、２人がヤバそうなので私も行きたいと思いまーす！


『とうっ！』←


校舎から飛び降りて２人の前に綺麗に着地する。


悠仁「A！？」

恵「はぁ」


『２人共今度は大丈夫じゃなさそうだねぇ〜』


血だらけの２人を見て思わず笑ってしまう。


悠仁「A、先輩達は？」

『先輩達は大丈夫！ちゃんと治してきた！』

恵「治すって……！」

『私、反転術式使えるから』

悠仁「はんてん……？」

恵「何でそんなもの使えるんだ！？」

『ふふ、秘密だよ』


私はそう言ってニコっと笑う。


『２人はちょっと休んでて。少しだけならこの呪霊の相手出来るから』

恵「っ駄目だ！！呪いは呪いでしか祓えない！」

『知ってるよ。私も少しなら使える。それに、無理だと思ったらすぐにやめるからさ』


ねっと笑うと恵君は諦めたようで大きな溜め息を吐く。

そんなにしてたら幸せ逃げるよ？

悠仁君は話についていけないようでかなり困惑している。


『よしっ』

くるっと呪霊を振り返る。


『こんばんは、キモ可愛い呪霊さん』


悠仁「ブフッ」

恵「……」


ん？

なんかいきなり悠仁君吹き出して、恵君は滅茶苦茶震えてる。

私何か言ったけ？←

まあいいや。


『今日は星が綺麗ですね』


はい！あの方のセリフの真似をしましたー！！

少し変えてますけど！


なんて考えていると呪霊が攻撃してこようとする。


『推しの前なんでね。カッコつけさせてもらうよ』


次は五条先生のセリフパクりました！

悠仁君も恵君も私の推しです！

ちなみに、最推しは五条先生です！！







『“構築術式 花鳥風月・刀”』






パチン


右手の指を鳴らすと、目の前に刀が落ちてくる。




『ホント久しぶりだねぇ〜』

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