8話!!! ページ12
僕は気が付けば暗闇の中に一人、横たわっていた。
いや、よく周りを見渡せばもう一人―――(人2)も僕と同じように横たわっていた。
(人1)「(人2)、(人2)、起きて・・・・・」
僕は、とりあえず(人2)に近寄り、揺さぶった。
(人2)「ん・・・・・(人1)?って!!(ガバッ」
突然勢い良く起き上がった(人2)を覗き込んでいた私はあまりの勢いに避けきれず、私は(人2)と頭をぶつけた。
ゴツンッ と鈍い音が暗闇で響きわたる。
(人1)・(人2)「「いった〜ッ!!!」」
僕達2人の言葉は見事にシンクロした。←
(人2)「もう!!びっくりしたよ!!なんか目を開けたら(人1)が目の前にドアップで映ってるし!!」
(人1)「僕だって、心配してのぞきこんだらいきなり起き上がられてし。頭痛い・・・たぶん『私』だったら泣いてたと思う・・」
(人2)「あれ?・・・あぁ!!お前2番目の(人1)か!!ww」
(人1)「いや、そのナンバリングは僕たちの中だけで呼びあっている奴。だから普通に(人1)って呼んで欲しい・・・・」
(人1)「べつに良いけど・・・・というか『私』の方はどうした??」
(人1)「僕も分らない・・・なんかさっきから通信が途絶えてて・・・・」
そう。僕自身もかなり驚いていた。何せ、いきなり前触れもなく強制的に交代させられたのだ。
しかも、それだけにとどまらず、僕たちの通信もつながらない。こんな事初めてだ。
(人2)「え?それって1つの意識になって事??」
(人1)「わからない・・・・考えられる可能性は(人2)が言っている『1つの意識に戻った可能性』。さらに『何らかの状況で通信が途絶えている可能性』。最後に『ほかの存在があやふやになってきている可能性』の3つかなって・・・」
(人2)「ふ〜ん・・・ま、とりあえずそこらへんを散策してみない??何かつかむかもよ?」
(人1)「それもそうだね・・・よし、辺りいっぺん歩きまわろう・・・」
立っているだけでは始まらない。そう思い、とりあえず僕たち二人は暗闇の中を散策するのだった―――――――――
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
幽奈(プロフ) - これからが楽しみです。更新を頑張ってください((((*゜▽゜*)))) (2016年1月16日 8時) (レス) id: e9be575dfa (このIDを非表示/違反報告)
エナ@桜猫 - 此処にコメントをお願いします!! (2014年9月9日 19時) (レス) id: bc16cafb13 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ