涙04 ページ5
･
『私、人間と人魚のハーフなの』
だから、陸に出れば自然に鰭は足に変わる。
［リウィーザ様が許さないよ！！］
これは、私のおじい様名前。
人魚界は、65個所の持ち場があってそれぞれ人魚が暮らしている。
エリアには、もちろんリーダーがいておじい様は65個所のエリアの総合長
要するに、海の王
海の荒れや、台風は全部おじい様が調整してくれているの。
『怒られてもいいわ、だから連れて行って』
ラックは、もう何も言わなかった。
｢お前は、相当人間界に憧れを抱いているようだがな、ここはもう人間が暮らせるような土地じゃねぇ｣
この世界には、巨人がいて巨人は人間を捕食する。
だから、人間は壁を作り身を守ってきたと。
巨人を倒す部隊として、調査兵団というものがあると。
｢……どうだ、これでもまだ行くのか？｣
書物で読んだ人間界は、もう無いんだ。
『うん、行きたい……行きたい！』
お母様、いいつけを破ってごめんなさい。
おばあ様、人間は非道なんかじゃないわ。
おじい様、こんな孫を許して。
｢じゃあ、来い。｣
ぐっと、腕を引かれて陸に上がる。
『私は、A･ウェリ。よろしくね』
あなたの名前は？と聞くと、男は少し考えて
｢リヴァイ……アッカーマンだ｣
そう言ってそっぽを向いた。
『リヴァイ……素敵な名前ね』
人間の足で歩くのは、難しかった。
でも、リヴァイは気にしながら歩幅を合わせてくれた。
｢リヴァイー！そろそろ壁に帰ろう！｣
｢……あぁ｣
きっと、リヴァイの家族ね。
だって人間って、家族と共に生きてるのよね？
人魚も家族が大事で、人間と同じだわ
｢おい、お前変な勘違いするなよ。｣
『え？』
｢あれ？その子は？え、なんで壁の外に？！｣
リヴァイと同じ服……私を見て、びっくりした顔で見る。
『私は、A･ウェリよ！』
自信満々に答えた。
リヴァイの顔は、なんかなんとも言えない顔をしていた。
｢Aはさ、何でこんなところに？｣
『え？なんでって、人魚だからよ』
すると、その女はもっと驚いたわ。
｢なななななななな？！人魚？！！！！｣
私の手を握ってキラキラした目で見た。
『そんなに不思議なの？』
･
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←涙03
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なんず | 作成日時：2017年8月30日 1時
