100万粒の涙を私に。【進撃の巨人】 (ページ4)

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［ほら、全然姿がないじゃないか！やっぱり、人間は滅んだんだよー！］

ラックがそう言った時、ズシンズシンｯと大きな

それは、巨大な生物

『ほらほら！ラック！人間よ！』

でも、こっちを見向きもしない。

そのままどこかに行ってしまった。

［ほ、ほんとに……いたんだ！！！A！いたんだよ！］

『ええ！凄いわ！あれが人間なのね！』

きっと、人間界は私が思ってるよりも幻想的で凄いんだ。

この空の下で生きれたら、どれだけ幸せか。

お気に入りの歌を口ずさむ

［ぼくのすきなうただ！］

｢……おまえ｣

バッと口を抑えた。

［A帰ろう！やばいよ！］

勢いよく、海に潜った。

｢お、おい！｣

少しだけ、顔を出す。

『なに』

｢……ここは、人が暮らせるようなところじゃねぇぞ｣

『小人じゃない？人間は、もっと大きかったわ』

ピュッと水をかけた

｢てめぇ…｣

『あははっ！！びしょびしょね』

｢誰が小人だ。お前らが見たのは、巨人だろう｣

私と、ラックの頭はハテナだらけだった。

『キョジン？』

目付きの悪い男は、砂浜に座って私をじっと見る。

その目が何故か、惹き付けられるような

｢さっきの声は、ありゃあなんだ？｣

『あ、あれは単に歌ってただけよ……。ねぇそれより、あなた人間なんでしょう？人間界ってどんな所？楽しい？面白い？』

私は、岩に座ってその男に聞いた。

｢うるせぇいっぺんに聞くな。
あぁ、お前人魚ってやつなのか？｣

私は、頷くと男は驚いてた顔をしたけどすぐ真顔になって

｢ほんとにいるもんだな｣

そう言って、私が座っている岩に近づいてきた。

｢骸骨でも、魔物でもねぇじゃねぇか｣

『それは、人間が勝手に作り出した幻想よ！！私達は違うわ！』

｢で、こんなところで何してんだ。海で暮らしてるんだろ、人魚ってのは。｣

その言葉を聞いて、下唇を噛んだ。

『ねぇ、私を人間界に連れて行って』

［だめだよ！！］

それでもラックは、ピョコっと顔を出して反対する。

『お願いラック、お母様には内緒にしてて』

｢お前な、その鰭でどう歩くんだよ｣

男に指をさされた。

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