【短編集】助けて...

レイ(約ネバ) ページ32

夜中。皆が寝てる中。

私は1人起きて向かうのは図書室の隅っこ。

そこで私は自分自身を刃物で切る。

刃物は持ち歩けないからここに隠してる。

『っ…』

ノーマンやエマ、レイから聞いた真実。脱獄。
私は脱獄しないと断った。
生きていて何になる。私からしたら12歳で必ず殺される。好都合ではないか。

なんて、思いながら今日も切っていく

「切りすぎだ。」

声が聞こえたと思ったら刃物が取られてしまった。なんで、こっそりバレずに出てきたのに。

「夜中たまに居なくなるなと思ったら。お前…なにやってんの」

『見ての通り。』

「そういうことか。だから脱獄を断ったのか。とりあえず、消毒液とガーゼと包帯、医務室から盗んできたから、切った場所手当するぞ。」

『…ありがと。』

言われるままに手当されるがお互い無言。たまにレイが顔を歪めるが。

沈黙を破ったのはレイだった。

「俺は…Aには生きててほしい。お前は嫌かもしれないが俺達はお前の事が大好きなんだ。俺…お前が、誰にも頼らずに…自分を傷つけてるの…嫌だ。」

『なんで？家族だから？幼馴染だから？』

「大好きだからって言ってるだろ！…俺は、俺達は…お前が悩んでいるのに気づいてた！だけど、何に悩んでいるのか分からなかった。お前が話さないから、俺達が聞かないから。お前は優しいから。いつでもいいから、話。聞かせてくれ。俺はAを、何がなんでも生かす。」

『…あっそ。』

少し…嬉しいな…なんて。

『手当ありがと』

「戻るぞ。後これは没収な。耐えきれなくなったら俺に言え。そしたらまた貸すから」

『わかった』






☆雑談☆
なんかよくわからん話になっちゃった。すんまそ。

佐藤流司（舞台俳優）→←司法(不機嫌なモノノケ庵)

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