若干男主side⇒コナンside ページ7
「俺のじゃねぇよボウヤ。青酸カリって分かったのは小瓶から微かにアーモンド臭が匂ったからだ。」
「じゃあなんでヴァイオレットさんのポケットから出てきたの?」
「トイレの前に人だかりが出来ててな。多分そん時に入れられたんだろうな。」
「ほんと?でもなんで……。」
「俺を犯人にしたかったみたいだな。」
「ヴァイオレットさん、なにか恨まれる様なことした?」
「生憎、こっちの知り合いは極わずかしかいねぇよ。もしいたとして、恨まれてたら
こんな薄汚ねぇ小細工はしねぇよ。むしろ殺す気でかかってくる。」
ハンカチに小瓶を包んだまま坊主に渡した
「え、何でボクに?」
「俺が持ってると容疑者候補に入ってしまうからな。それに貴重な証拠だろ?探偵ボウヤ」
「うん、分かった。ありがとう!」
「No problemだ。」
ワシャワシャと頭を撫で回してやめてよーと言う声が聞こえた
side終了
帽子を被ったお兄さんから貰った小瓶を証拠に
事件を解決した
容疑者は女性で被害者の彼女から散々嫌がらせや暴力を受け
積もりに積もった恨みが爆発し復讐したとの事
「でもさーどうしてあのお兄さんのポケットに入れたの?お兄さんとは初対面だよね?」
「正直、あの女と一緒にいたあの男に擦り付けてやろうと思った。
彼、今話題のモデルの人でしょ?突然犯罪者になったら世界中がどうなるんだろうって思ったのよ。
けど、あの人だかりの所為で中々彼の所に行けなくて仕方なくそっちの男にしたのよ。」
と、悪びれもなく言った
「あなた、自分が何をしでかしたか分かってるの?自分が犯した罪を他の人に擦り付けるなんて最低の行為なのよ。」
「煩いわね!!あの女が私の秘密をペラペラ喋らなきゃ殺さなかったわよ!でも!!あの女は……」
バタン!!
「すみません!!ここにヴィオラはいませんか!!?」
突然の乱入者に、その場にいた全員が呆然とした
「あ、あのー、いま事件が起こりまして。」
「え、あ、そうだったんですか!?すみません!」
ピシッとスーツを着こなして慌てて謝っているこの男性はモデルのヴィオラさんを探していた
「貴方は一体……。」
「え?あ、すみません!ヴィオラのマネージャーをやってる翔也と言います。」
名刺を取り出し高木刑事に渡した
「あの……事件って?」
「実はーーー」
高木刑事はさっき起きた事件を翔也さんに話した
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