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男主side ページ6

「また君か、コナンくん……。」

肥満型の刑事が呆れる様にそう言った

(またって事は、どういう事だ?)

“また”っていう言葉が気になったが今は放置した

事情聴取が行われている最中、殺された女の連れだと証言した男が突然サングラスと帽子を脱ぎ俺だと言い張った

「嘘!ヴィオラ様だったの!?本物!?後でサイン貰おうかしら?」

「もう、園子ったら。」

女子2人は本物とはしゃいているが実際は偽物だ

(俺が本物だしな……。それより)

変装中の顔つきには若干似ているが髪は傷んで目はカラコンで薄汚い色。
有り得ない低クオリティに苛立ちがあがる

(クソ迷惑だ。)

「あの……事情聴取してもいいですか?」

「え、あぁ。大丈夫だ。」

「まず、あなたの名前を教えて下さい。」

「……ヴァイオレット。」

「ヴァイオレットさん。貴方はここで何をしていましたか?」

「パフェ食ってた。」

「それだけですか?」

「?それだけだが?なにかおかしいか?」

「い、いえ!!後は荷物検査をしていいですか?」

「お好きなように。」

席に置いたままのバックを刑事に預けた

「中身は、財布、ハンカチ、ティッシュだけですか。」

「まぁ、あまりモノは持たない主義なんでな。」

バックを返してもらい、容疑者候補から外してもらった

淡々と事件の解決に向かって進んでるのをぼーっと観察しポケットに手を入れようとした時、
爪の先になにか当たった感触があり
嫌な予感がし、そっと手を引く

「ボウヤ、ハンカチ持ってないか。」

「え?あ、持ってるよ。なんで?」

「少し貸してくれ。大丈夫。悪いようにはしない。」

警戒しながら貸してくれたハンカチを持って再びポケットのなかに手を入れなにかを掴んだ

小瓶が入っていた
恐らく中身は被害者に使った毒薬

「お兄さん……それって!!」

「あぁ。殺した女に使ってた毒薬だろう。中身は恐らく青酸カリ。」

ボウヤはさらに俺の事を疑い始めた

(まっ、そうなるか。)

若干男主side⇒コナンside→←男主side



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作者名:♪ソラ♪ | 作者ホームページ:ht//  
作成日時:2017年5月25日 23時

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