銀髪で紫目のチート様 (ページ5)

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男主side ページ5

被害者は女で
トイレの前の洗面所で倒れていたらしいと目撃者が言った

現場のトイレの前には人だかりで溢れていた

｢すまない、どいてくれ。｣

そう言いながら人だかりをかき分けて行った

するとさっき見かけたボウヤが女の遺体に触れていた

(このボウヤ、臆することなく遺体に触れるなんて……手慣れなれているな。)

｢脈が動いてない……。取り敢えずに警察に連絡を……｣

｢俺がしたぞボウヤ。あと数分で着く筈だ。｣

ボウヤは振り向き俺の存在に驚くのを見て横に立つ

(死因は毒殺の可能性が高いな。)

店員を呼んで大きいサイズの布を持ってくるよう頼み、口元の泡を吹き、持ってこさせた布を女に被せた

｢お兄さんさ死体を見ても淡々としてるね？何でかなー？｣

｢それはボウヤもじゃないか？さっきの1連の行動……的確な指示。あれは現場慣れしてる証拠だ。ボウヤ、只の一般人じゃないな。｣

｢僕は江戸川コナン、探偵だよ。
お兄さんも只の一般人じゃないよね？ボクお兄さんの事知りたいなー。｣

｢ホー……探偵か。ボウヤ、俺を探るなら今ここで止める事をすすめる。｣

｢えー、なんで？もしかして、知られちゃいけない秘密とかあるの？例えば……人を殺しちゃったとか？｣

ボウヤの目が俺が犯人と疑ってる様に見えた

｢ボウヤ、この言葉知ってるか。“好奇心は猫をも殺す”とな。｣

ボウヤは目を見開き警戒態勢で睨んできた

外からパトカーのサイレンの音がしやっと来たかとため息をはいた