とある高校生side ページ35
俺は不破悠里
歳は16、都会の学校の方がイケてない?という下らない理由でど田舎からこっちに上京してきたしがない高校生男子である(家族?思いっきり殴られましたね)
そんな俺はいまとんでもない壁にぶち当たっていた
そう………………
「金が…………無い!!」
叫んだせいで視線が集まったけど仕方ない、だって本当に無いんだから
こっちに来る前、家族から投げ渡されたお金と高一から今までバイトしていた給料で生活していた
が
今手元にあるお金は合計7、530円
※全財産
「ハァ…バイトは辞めさせられたしー……どうすっかな……。」
俺はどういう訳か一つのバイトに対して長続きがしない
最悪一週間で終わるのもあるが
今回のは5ヶ月まで続いた、結構持った方だ
「一ヶ月後に今回分の給料入るから良いけど……後何日だよ……。」
自炊は出来ないからいつも外食かコンビニで弁当とサラダを買って帰る、が今回はそうは行かない。
「はぁぁぁどうしよう……!!」
トボトボと頭を抱え悩んでいたその時
「……めて!離して下さい!」
声がする方を見ると店の前で柄の悪い2人とキャスケットを被ってる男子が絡まれていた
「昼なのに何やってんだ?あのオッサン達」
しかも絡まれてる子めっちゃ嫌そうじゃん
こういうのに首を突っ込むと後々面倒くさくなるな〜……よし
「帰ろう。そうしよう。」
クルッと方向転換し戻ろうとした時
「………か、助けて!」
「…………!!!」
バッと振り向いたがどこにもいない
「チッ……!!!」
絡まれていた場所に走っていき店の隣に路地裏を見つけた
「この先か!」
ダッシュで路地裏を駆ける
見えたのが1人に対して2人で襲っていた所だった
作業に集中していて俺がいることに気づいていない
カバンを降ろし、腕まくりをして準備万端
「オッサン達何してんですか?レ〇プは今どき流行らないですよー。」
「あぁ?何だこのガキ?」
こっちに気づいた
「あれー?1人に対して2人で襲うとかどんだけビビりなんですかー?恥ずかしくないんですかー?」
プププーと笑えば標的をこっちに変えて
「おう坊主……。痛い目会いたくなければこっから去ることだな。」
「嫌だな〜そんなこと言われなくてもここから去りますよ。………………オッサン達を倒してからな。」
来いよ愚図が
【不破悠里】
歳16
米花町にある男子校1年生
中学ヤンチャして髪は茶色
目は琥珀色
武道1通りして喧嘩っよぃ
バカ
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