コナンside ページ24
今日は学校が振替休日で休みになり毛利探偵事務所にいても退屈なので下にあるポアロに向かった
カランカラン
｢いらっしゃいコナンくん。｣
｢こんにちは、梓さん。｣
｢今日は学校無いの？｣
｢うん。振替休日だからね。｣
カランカラン
｢灰原。｣
｢あら奇遇ね。｣
偶然にも灰原と会い一緒の席に座った
｢お前が1人で珍しいな。｣
｢研究の息抜きにって博士に言われたのよ。｣
２人で同じ注文したオレンジジュースを飲みながらまったりとし
灰原がバックからファッション雑誌を取り出し読み始めた
たまたま読んでるページを見たら写ってる人物にブッとジュースを噴く
｢どうしたの？器官にでも入ったのかしら？｣
｢ｺﾞﾎｺﾞﾎｯちげぇよ。そのモデルの人……。｣
｢珍しいわね、あなたが興味持つなんて。彼ってすごいわよね。始めてから数ヶ月でトップモデルよ。世界中のファッション業界で彼の話題が今持ちきりよ。｣
比護隆佑を見た時と同じ目をして語った
｢ハハハハ……。｣
思わず苦笑いを零す
またカランカランとベルがなる
｢いらっしゃいませ。｣
｢すみません。ここにバックを忘れてしまった者なんですが。｣
男性の声がしドアの方を見てみると
｢翔也さん？｣
｢君は…コナンくん……だっけ？｣
｢うん。レストラン以来だね。どうしたの？｣
｢実は、この喫茶店にバックを忘れちゃってね。｣
｢翔也さんが？｣
｢(ﾌﾙﾌﾙ僕じゃないよ、この子。｣
翔也さんの後ろにはフードを被ったユリ
｢ユリちゃん……。｣
｢(ﾋﾞｸｯ…………。｣
昨日の件もあって俺たちを警戒して姿を現してくれない
すると灰原が来て優しくユリに問いかけた
｢何もしないから出てきてくれないかしら？｣
｢…………ほんとに？｣
｢えぇ。あの子達が来てもあなたを守ってあげるから。｣
｢気味悪い……とか言わない……？｣
｢言わないわ……絶対に。｣
｢化け物って…………思う……。絶対に…………。｣
｢あなたは化け物じゃない、普通の女の子よ。だから、出てきてくれない？お願い……。｣
灰原の一生懸命な言葉を聞いたのか翔也さんの後ろから出てきた
被ってるフードをギュッと握りしめている
｢…………。｣
｢ユリちゃん。｣
優しく包み込むようにユリを抱きしめた灰原
｢！！｣
｢大丈夫。ここにあなたを傷つける人はいないわ。安心しなさい。｣
｢………うん。｣
鼻声になりながら灰原をギュッと抱き締め返した
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