男主side ページ19
「あそこの路地裏にターゲットがいるんだな。」
目立つ銀髪はフードの中に押し込み目元隠しの髑髏の仮面を付け
パルクールでビルとビルとの間を軽々と飛び越えたりしてあっという間に路地裏に着いた
奥に進むと薄らと人影が
ピアスの変声機と演技にスイッチを入れる
「こんばんわ。」
ニコニコしながら言うと一斉にこっちに振り向いたターゲット達
「誰だてめぇ。」
「僕は死神。あなた達の死を届けに参りました。」
恭しく頭を下げ挨拶をした
「し、死神だと!?」
「えぇ……まぁ安心してください。楽に死な……」
笑みだった顔が真顔になる
何故なら今までずっと探していた人物が血だられになって座り込んでいた
「ジン…………?」
「お前こいつ知ってんのか?」
血だらけのジンを足で蹴っている男を見て理性が切れそうになったが堪えた
「……あなた達がやったんですか?」
「おぅ。こっちがやられる前に薬で鈍らせて散々痛ぶ「もういい。」」
ゴトリと何かが落ちる音がした
「ヒイイイイィィィィ!!」
首が無くなった胴体と目が開いてる首
刀に着いた血を払い落とす
「貴様らは死神を怒らせた……楽に死ねると思うなよ。」
理性が切れた俺はそう言い放ち男達の中に突っ込んだ
「…………あー……またやっちまった。」
冷静になり気づけば1面の血の海を見て手を額に置いた
「キレたのはいつぶりだ……?まぁいいや。食材確保っと。」
刀を鞘に入れ座っているジンに近寄る
浅く息をしている
応急処置後、ハンカチで顔の血を拭いた
ふと頬に傷跡があるのを見つけ指先でなぞる
携帯でクロに電話をした
《はぁ〜い。クロよ。》
「シルだ、死体の回収を頼む。大人数な。」
《分かったわ♥どこにいるの?》
「●●通りの路地裏だ。」(pi
「う…………。」
電話を切った同時に少し呻き目を少し開いたジン
昔と変わらない翡翠色の目
「長い年月で随分と大人になったな……ジン。」
「だ……れだ?」
笑みを零しながら仮面を外し顔が露わになると目を見開いた
「にぃ……さ……ん?」
「ジン……会いたかった。」
「な……んで?」
キキーっ!!
車がとまった音が聞こえた
「来たか……少し移動するぞ。」
ジンを横抱きにし別の場所に移動し降ろした
「行かないと。」
「や、や……だ。にぃ…さ…ん。1人に……しな……いで。」
裾を引っ張って懇願するジンの手を優しく掴み
睡眠薬をハンカチに染み込ませジンに嗅がせた
「に……さ……。」
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