ユリside ページ14
さっきの公園で知り合った
女の子……歩美ちゃんの提案でポアロ？という所に行くらしい
ヴォーは私に合わせて歩いてくれる
｢なぁ、ユリ。ヴォーにリード……しなくても良いのか？｣
｢うん……。いい子だから……。｣
頭を撫でると尻尾をブンブンと、振り回す
｢あ！安室さんだ！｣
両手に買い物袋を持ってる金髪のお兄さんが聞こえたのかこっちに向かってくる
とっさにヴォーの後ろに隠れた
私
ヴォー
コナン 灰原
歩美 光彦 元太
こんな感じに、なっている
｢｢｢こんにちは！｣｣｣
｢やぁみんな。｣
｢今からポアロに行くんだぜ！｣
｢安室さんは？｣
｢サンドイッチの材料を買いにね。｣
｢あのね、さっき公園で女の子と知り合ったの！｣
｢女の子？｣
｢この子なんだ！｣
歩美ちゃんは少しズレて見せるようにしたが
｢……犬？｣
お兄さんにはヴォーしか見えなかった
｢彼女、極度の人見知りだから。隠れてるの。｣
｢へぇ〜……。｣
お兄さんは私を見ようとヴォーをどけようとしたが歯をむきだしに唸るヴォー
｢ヴォー……だめ。｣
ヴォーは口を閉じ唸るのをやめた
少しだけならと少しだけ出た
｢こんにちは。お名前聞いてもいいかな？｣
｢…………ユリ。｣
｢ユリちゃんか。いい名前だね。ここら辺の子かな？お家は？｣
｢…………。｣
｢と、取り敢えずポアロに向かおう。話は後ででもいいよね？安室さん。｣
｢あ、あぁそうだね。コナンくん。｣
変な空気になってしまいコナンくんがすかさずフォローしポアロというお店につき中に入った
ヴォーは入れないから外で待っててもらう
｢じゃあサンドイッチ作るから待っててね。｣
そう言いお兄さんは厨房の中に入っていた
帽子を脱いだ
｢ユリちゃんの髪って白いんだね！｣
｢アルビノ……だから。｣
｢あるびのってなんだ？食べ物か？｣
｢アルビノは生まれつきの病気で髪の毛や肌が透けるように白く、目の色も赤だったり透明に近い青色だったりするのよ。｣
哀ちゃんは元太くんに詳しく教えていた
｢へぇーそうなのか。｣
｢その体質で誘拐や差別があるけどな。｣
｢うん……前に誘拐されかけた……。｣
みんなぎょっとして見てきた
｢えぇ！？だ、大丈夫だったんですか？｣
｢(ｺｸｺｸ 直ぐにダディが助けて……くれた。
犯人……ボコボコだった。｣
コナンくんの顔が引き攣っていた
｢お父さんカッコイイね！｣
｢ダディはユリのヒーロー……だから。｣
ニコリと笑う
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