コナンside ページ13
ファミレス事件で怪しいと感じていた人物
が有名なモデルのヴィオラさんだったのと余りの綺麗さに衝撃を受けてから
数日たった今日、少年探偵団メンバーで公園でサッカーしに向かった
｢あれ？誰かいるね。｣
｢ベンチに座って本を読んでますね。女の子でしょうか。｣
目の先には小柄で帽子を被っている少女。
ベンチに座って本を読んで、時々傍にある水筒を手に取り飲んでたりしている
近くにはでかい犬がふせの状態で寝ていた
｢見かけねぇ奴だな。｣
｢ですね。どこの子でしょうか。｣
見覚えのあるカーディガンに首を傾げる
｢どうしたの？なにか気になるのでもあった？｣
｢あぁ……いや。あの子が着ているカーディガンに見覚えあってな。どこだったか……。｣
｢おいお前！｣
｢ﾋﾞｸｯ！！｣
いきなり声をかけられ怖いのかビクビクしてあまりにも可愛そうだった
｢お名前なんて言うんですか？｣
｢可愛い！なんの本を読んでるの？｣
｢ぇ…………ぁ…………。｣
彼女の目が怯えに変わった瞬間
彼女を隠すように犬が前に出て威嚇をコナンたちに向けた
｢グゥゥゥゥゥウ……。｣
彼女は俺達に怯えながらも懸命に犬を宥め続けた
｢ヴォー……大丈夫だから。｣
直ぐにヴォーという犬は唸るのをやめた
｢あの……あなたたちは……誰……ですか？｣
犬の後ろに隠れながら彼女は問いかける
｢僕たち！｣
｢少年探偵団！｣
｢だぜ！！｣
お決まりのポーズを決めて言った
｢きみ、1人で公園に来たのか？｣
すると彼女は挙動不審になりながら
“う、うん。”と答えてくれた
まだ怖がってるのかカーディガンをぎゅっと握りしめている
｢わたし、吉田歩美！｣
｢ぼくは円谷光彦です！｣
｢おれは小島元太だぜ！！｣
｢灰原哀よ。｣
｢江戸川コナンだ。｣
｢……ユリ。この子はヴォールク……。｣
｢ワン！！｣
｢カッコイイ！！なんていう犬なの？｣
｢オオカミ犬…………。｣
｢えぇ！あのオオカミ狼ですか！？｣
｢(ﾋﾞｸｯ う、うん……。とてもいい子なの……。｣
ユリはそう言いながら微笑みヴォーを優しく撫でてあげる
｢ダディが……今日は仕事で一緒じゃないから……
ヴォーが代わりにいてくれる……。｣
｢(………もしかして)君、この間事件の｣
｢なぁ、それより腹すかねぇか？｣
元太はお腹をさすってため息をもらす
｢そうですね。少しお腹すきましたね。｣
気づけば時計は12時を示していた
｢そうだ！ポアロに行こうよ！｣
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