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男主side ページ17

「やっと寝たか……。」

膝元ですぅすぅと寝息をたててるユリを優しく撫でる
そこにいそいそとベンガルトラのシェリーがユリにバスタオルを掛けてあげた

「Thanks、シェリー。」

撫でてやるとグルルルと喉を鳴らした

「冷たいタオル持ってきましたよ。」

「あぁ。悪いな。」

タオルを受け取りユリの目に被せる

「やっぱりユリ1人で行かせたのが失敗だな……。」

「……そうですね。
結果的にもう外に行きたくないと言ってましたし……。」

「…………。」

「……ハァ シン、理由がどうあれここは日本です。自重はして下さいね。貴方がもし殺してしまえばユリちゃんが責任を感じてしまいますよ。“私のせい”って。」

「……そうだな。」

フーッため息を吐いて額に手を置く

「……元太…って言ってたな。」

ピーーーと指笛をすると窓からスーッと鷹、鷲、雀、烏等が集まってきた

「元太という奴を知ってるか?ここら辺に住んでいる少年だ。…………そうか、ありがとな。」

また同じ窓から飛び去っていった

「ほんと人間ですか?未だに見慣れないんですけど。」

「人間だバカ。犯すぞ。」

「それはやめて下さい…。手加減しないじゃないですか。」

「と言いながら気持ちよさそうにしてるしてるけどな。おまえ」

「それは言わないでください!!」

「クックックッ」

顔を真っ赤にしている翔也を面白そうに笑った

「んぅ……、……ダディ…………?」

「起きたかユリ。目は大丈夫か?まだ腫れてるか?」

「ううん、大丈夫。あのねダディ、今日……一緒に寝てほしい……の。」

ダメ?と上目遣いに聞いてくるユリに天を仰ぐ

「駄目じゃないぞ。一緒に寝るか。」

「えへへへ、やったァ。」

ふにゃりと笑うユリ

「翔也……ユリは天使かな?」

「天使ですね。」(カメラを連写)

少しほのぼのしてその後食事にした時だった

Prrrr

「hello?……あぁお前か。……あぁ、……今からか?……チッ。わかった、少し待ってろ。」

「ダディ、お出かけなの?」

シュンとするユリに罪悪感がズシッと心にのしかかる

「すぐ戻ってくるから食事して待っててくれ。翔也、ユリを頼む。」

「了解です。」

部屋に行き全身黒の服装に着替える

「じゃ、行ってくるな。」

玄関でユリと翔也にハグし家を出た

「ハァ……ユリに悪いことしたな。早く狩って家に帰るか。」

スゥっと息を吸いハァッと吐いてスイッチを入れる

「さて、今夜は誰の命を狩ろうか……。」

男主side→←ユリside



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作者名:♪ソラ♪ | 作者ホームページ:ht//  
作成日時:2017年5月25日 23時

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