【ハイキュー】クールなメガネ男子は実は明るい音楽家!?６【男主】

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side.赤池





閉祭式が始まった。

1年生から各学年ごとの順位が発表される。

そして、3年の順位だ。



俺はなんとなくだが、1位になる自信があった。



結果はその通り。



学年1位。そしておまけに学校順位も1位と最後の学園祭も順位としては有終の美だ。



委員長が代表して受け取りに行き＿＿＿


「大変お待たせしました！アイスクリームの皆さんです！」


閉祭式の司会と共に生徒たちは歓声を上げた。



「A！前行こう！」
『あ…いや。俺は良いよ。』
「なんで？楽しみにしてるって言ってたから…」
『前に行きたいのは山々なのだが…』
「なにかあるの？」
『人混みで酔って周りに迷惑をかけるのは悪いから京治、他のやつと楽しんでこい。』

そう言って京治の背中を押して人混みに紛れ込ませ、俺はそこから抜け出した。




さて、準備しないとですのね。



「上手く抜け出せたみたいだな。」
『はい、お待たせして申し訳ありません。ナオさん。行きましょう。』
髪を軽くセットして、ナオさんからいつものお面を受け取る。

「行くぜ、相棒。」
ナオさんが手のひらを出してきた。

『はい。』
その掌に向かって俺は勢いよくハイタッチをした。

痛いな…そんなナオさんのボヤきを耳にしながら俺はお面をつけた。


さてと。


『行きましょう。僕たちのステージへ。』


その言葉にナオさんは満遍の笑みであった。




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