二十二話 ページ24
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「ここ、だな。」
五番席に着き、箱からオセロを出す。
結局、今日の夕餉は何になるんだろうなぁ...
先程行われていた歌仙と切国の会話を思い出し、思わずくすりと笑う。
ここの料理は、どれも美味しそうだから私はなんでもいいけどなー、と思いながら白と黒のオセロを二つずつ出す。
「ここの
周りを見て、思わずそう言った。
あんなに贋作だから、と長曽祢を嫌っている蜂須賀も、少しツンを醸し出しながら楽しそうに話している。
...もし、此処に
そう、ふと考えてしまう。
蜂須賀のようにつんつんしながら切国に接していたのだろうか。
...なぜ、私は山姥切長義に成り代わったのか。
そして...
そこまで考えたところで、前から肩を叩かれた。
はっ、と意識を前にやると、そこには不安そうにする切国が。
「...どうしたのかな、切国くん。」
先程まで考え着いた考えを消すように、そう言った。
切国は尚、不安そうな顔をしたまま口を開いた。
切国「...本歌が、怒っているのかと思った。」
俺が来るのが遅かったから...と伏し目がちに言う切国の頭にぽんっと手を置き、撫でる。
「...少し遅くなったくらいで、怒らないよ。」
怒ったりしない。
そう言いながら頭を撫で続けると、ようやく安心した顔になった。
やっぱり切国には、笑っていて欲しい。
...悲しい顔なんて、して欲しくない。
だから、さっき思い浮かんだものなんて気にしない。
...“切国は、
...なんて、考えていたことが恥ずかしい。
私には、
...“切国”を笑顔にさせること。
...“切国”を泣かせないこと。
...“切国”を安心させること。
...“切国”を、守ること。
...もう、自分を卑下するのは辞めよう。
明るく、正しい道へ切国を導いてあげよう。
そう思いながら撫でていた手を離し、切国に「オセロをしようか」と笑いかけた。
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みほ(プロフ) - 柚々々澤さん» てぇてぇ気持ちになって頂けて良かったです…！最後までお付き合いありがとうございました！ (2021年8月2日 7時) (
レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
柚々々澤(プロフ) - とっってもてぇてぇでした…。素敵な作品をありがとうございます…！！更新お疲れ様でした！ (2021年8月1日 15時) (レス) id: 178133bf5a (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 青葉さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！最後までご閲覧ありがとうございました！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 更新お疲れ様でした。とても素敵な作品をありがとうございました！ (2021年7月31日 13時) (レス) id: d8f38b547d (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 花の都さん» コメント遅くなって申し訳ありません...！！思いついたものを即興で書いているのでごちゃごちゃしているところがあるかもしれませんが、これからも頑張ります...！！ (2021年4月1日 14時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2019年4月20日 11時
