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六話 ページ6

「………い…おい!此瀬!松野!」

「……んあ?」

誰かに呼ばれ、目を開ける。

すると、そこには先生が。

「せ、先生………」

「何寝てんだ!」

「す、すみませ……」

いつの間にか寝ていたようで。

私は席を立って、もう一度謝ろうとする。

が、後ろからぎゅっと抱き締められた。

「……一松くん?!」

「ん…………」

どうしよう、皆の視線が痛い。

「起きて、一松くん‼」

「………」

一松くんの目が開く。

「あれ?………A?」

「うん、私。」

「何でここに?」

「わからない。私も起きたらここに………」

先程まで何があったのか思い出せるように頑張る。

が、なかなか思い出せない。

すると先生が

「此瀬、松野の膝の上で寝てたんだよ!」

「あー、そうなんです………ってええええ!!!」

一松くんの膝の上で?!

嘘だろ、先生!

「は………」

だって、一松くんもあり得ないって顔してる。

そんなことはお構いなしに先生はこう言った。

「此瀬、さっさと席につけ!」

「あーい!」

自分の席に戻る際、

一松くんに

「ごめんね。」

そう、謝っておいた。

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作者名:みずき@佐香智久くんlove | 作成日時:2016年8月4日 21時

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