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四話 ページ4

次の日

今日は一松くんじゃなく、親友の遥が話しかけてきた。

「ねーねー、好きな人っている?」

一松くんに続きあんたもか。

なんて突っ込みそうだったけど、我慢した。

「好きな人?いないなー……」

「えー!見ててドキッとする人とかいないの?」

「見ててドキッとする………」

チラッと、一松くんの方を見る。

と、一瞬だけ目があった。

「………誰見てるの?」

それにすかさず反応する遥。

「だ、誰も見てない!」

「ふーん……」

さっき、一松くんと目があって嬉しかった。

一松くんと話せたら、その日は頑張れそうだった。

一松くんが隣に来てくれたら、きゅんとした。


これって、もしかして───…?


いや、ないない。

担任の先生が入ってくる。

それを合図に、皆席に戻り始めた。

「後でいろいろ聞かせてもらうから!」

遥はそう言って、席に戻った。

「…………一松くん」

ボソッと呟いたら、一松くんが反応した気がした。

好きになっても、辛いだけじゃん。

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作者名:みずき@佐香智久くんlove | 作成日時:2016年8月4日 21時

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