十七話 ページ17
遥と話していたら、
おそ兄と繋いでいる反対の手を引っ張られた。
「何っ………?」
引っ張ったのは一松くん。
「………」
一松くんは何も話さずに私を連れて校舎内に。
「い、一松くん………?」
どうしたんだろう。
返事も返ってこないし、何も話さずに一松くんについていった。
着いたのは屋上。
「一松くん…………」
「あ、の………」
どうしたんだ、一松くん。
何か言いたそうにしているけど。
「俺は、ずっと前から……」
これってもしかして!
告白?!
なんて、期待してしまう私。
「お前のこと………身長低いと思ってた」
「え……………」
身長の話?
「身長気にしてるの!!もー!」
「だってチビだもん。」
「チビじゃないもん!」
チビチビ言われたくない!
「毎日牛乳飲んでるし!」
「は?牛乳飲んでも背はぐんと延びないよ。」
「…………そうだったんだ……」
違うことでショックを受けたよ。
一松くんは私の手を握って
「ごめん、言いすぎた。」
と、笑いながら…………
「おい、笑うな。」
「いや、面白くて……」
「ふざけんなっ!コノヤロ!」
「ぶはっ!」
いつまでもこんな日常が続けばいいのに。
15人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みずき@佐香智久くんlove | 作成日時:2016年8月4日 21時