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一話 ページ1

高校生活最後の年

最後の夏休みに入る前に


私は一松くんと出会った───…


すっかり緑色の葉と化した桜の木の下には

ベンチがある。

ある日の夕方

そこに目をやると、誰かが見えた。

誰だろう。そう思って、近づいてみると

そこには猫を膝に乗せ、寝ている人が。

「あの、もうすぐ帰りの時間ですよ」

そう言って、肩をとんとんと叩くと

その人は反応した。

「ん………」

彼は目を擦りながら、猫を抱き抱える。

「誰、あんた」

「えっ?私ですか?」

「あんたしかいない。」

「私は、Aです」

そう、これが一松くんとの出会い。



それからは

隣には必ず、一松くんがいたわけで。


軽く設定。

此瀬A

高校三年四組。帰宅部。

勉強は苦手。体育は得意。

一松が好き。


松野一松

高校三年四組。帰宅部。

勉強は得意。体育は苦手。

トト子が好き────?


六つ子

あまり出てこない。

出てくるときは出てくる。


トト子

あまり出てこない。

六つ子同様、出てくるときは出てくる。


川原遥

高校三年四組。帰宅部。

Aの親友。

トド松が好き。

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作者名:みずき@佐香智久くんlove | 作成日時:2016年8月4日 21時

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