あいして ページ9
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……敬語、ずるい。
｢A、愛していますよ｣
あいしてる。その言葉に身体の奥がきゅうっと切なくなる。
｢愛してるとか、……そんな簡単に言っていいものじゃないです｣
｢おや…そんな風に聞こえてしまいましたか。私なりに考えた結果だったのですけどね｣
銃兎さんは徐に眼鏡のブリッジを上げた。
……銃兎さんが私の事を好いてくれているなんて勘違い、浅ましいにも程がある。
｢だいたい、私なんかのどこを良いと思ってくれて……そんな事を言ってるんですか。しかもこの短時間で｣
これは自分への問いかけでもあった。この短時間で銃兎さんを素敵だと思って好きになっていた。
彼には良い所が沢山ある。長身のスーツ、眼鏡のよく似合う端正なご尊顔に知識、警官としての厚い人望。
全て、私には無いものだ。惚れてしまったブーストも掛かってるだろうが、完璧人間と言ってもおかしくない。
｢私Aを助けましたよね？私最初から様子を見ていたんですよ｣
｢え……？｣
｢困ってる所を見て……可愛いなって思いましたし｣
｢か、かわ…って｣
｢誰かに心配をかけないために黙秘していたのですよね？保身のためではないことは、貴方の分かりやすい表情を見れば見当がつきますよ｣
｢そんなに分かりやすいですか……｣
なんだか恥ずかしい。
｢ええ。私を見上げる表情も恍惚としていて『あ、コイツ俺に惚れやがったな』って思いましたよ｣
ああ、見ないで下さい……私今、とんでもない羞恥の海の中にいる。
｢きっと人のために動ける優しい人なんだと思いました｣
それでも追い打ちをかけるように、顔を覆い隠す私の両手を銃兎さんは剥がそうとしてくる。
｢可愛いですよ、A。世界一可愛いです、私のA｣
だから見せて下さい、と耳元で囁いてくる。
｢じゅうと、さん…｣
恥ずかしさ以上に、嬉しい。……生まれてきてよかった。
｢耳まで真っ赤ですね……愛らしい｣
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レイ(プロフ) - 五月雨さん» まじですか.......嬉しい.....大丈夫ですかね、こんなに私褒めてもらってて、待ったなしなんですけど、うれしすぎてどうしよう禿げます( ; ; )これからも五月雨さんをギュンギュンさせられるように更新頑張りたいです！ただこの先が難しくて(汗 バネにするぞ....！ (2019年8月18日 11時) (
レス) id: ddb4bf0a2e (このIDを非表示/違反報告)
五月雨 - 尊すぎて死ぬかと思いました…… キュンキュン通り越してギュンギュンしながら読んでます← 心の底からしょっぴかれてぇな………と痛感しました() 更新頑張ってください^^ (2019年8月14日 8時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - アネリアさん» コメントありがとうございます......！嬉しすぎて固まりました......( ; ; )まさか自分の作品がこんなにも刺さってくれていたなんて、書き手冥利に尽きます。好きすぎると言ってくださって嬉しかったです！変だなんて、神作品だなんてとんでもない。大好きです。 (2019年8月10日 11時) (レス) id: ddb4bf0a2e (このIDを非表示/違反報告)
アネリア - レイさん» 唐突な変なコメント＆長文 で、申し訳無いです・・・・m(_ _)m (2019年4月29日 1時) (レス) id: e38d234ea8 (このIDを非表示/違反報告)
アネリア - レイさん» 銃兎さんが、大好きすぎて、銃兎さんへの妄想が日課な状態な私ですが、こんなに素晴らしい、好きすぎる作品を見つけてすごく幸せです！神作品をありがとうございました！(●´ω｀●)続き、楽しみに待ってます！！ (2019年4月29日 1時) (レス) id: e38d234ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2019年2月1日 0時
