あいつらの為に自分を売った私を褒めて欲しい ｔｈｅ ｓｅｃｏｎｄ【東京リベンジャーズ】

○第五十四話 ページ14

過去回想

私達は神社に向かっている。
信号待ちだ。

「俺のゼファーは日本一だけど」
ドラケンと場地がくだらないことを言い合っている。
場地が東京一といえばドラケンは日本一という。
「俺の子猫ちゃん(インパルス)は世界一だぞ？
狭いぞお前ら」
三ツ谷が呆れる。

「重力圏内で争うなよ。

俺のケッチは宇宙一だぞ、こら」
いや、多分私のがかっこいいな。
「いやいや、私のは相棒だぞ？

この子(Vストローム250)は神よ。あ？」
信号が変わる。

「俺のCBX400Fが最強だ。

勝負な？」
パーちんは走り出した。
次々に文句を言う。

私達は負けじとアクセルを捻って追いつきに行った。

「あれ？場地は？」
私が聞く。
「マイキーでも寝たんじゃね？
こりゃ、ビリだな」
三ツ谷が言う。
「言い訳したら笑ってやろ」
一虎が可愛そうなことを言う。

程なくして私達は到着。
またもや、自慢をしあっていた。
「だーかーら？私のバイクが一番かっこいいんだって！！
みなよ！このフォルム！黒色！スタイリッシュだろ？乗り心地抜群！」
「ゼファーはかっけぇんだわ！！
文句あっかよ！？」
「子猫ちゃんは横線とかいかしてんだよ！！」
「ケッチの方がいい音なんだよ！」
「俺は、、、何かいいんだよ！！」

場地がマイキーをおぶって来る。
言い訳を始めるも一虎にダセえと一蹴される。

私達は東京都卍會を作った。

ブラックドラゴンと殺る為に。
でも、それは実現しなかった。

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