残った時間と君の匂い〖 r t r t 】 (ページ2)

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そして彼女とデート、と言ったらアレだが近くのカフェへと俺は向かった。

話してる間も彼女は可愛くて、俺が話してることをちゃんと聞いてくれた。
彼女もしんちゃんが好きって言う共通点も見つかったしね

そしてカフェに着いた。
ドアベルが鳴り、いらっしゃいませと声が聞こえてくる。

ここは人も少ないからゆっくりできるし、この子はまだ緊張しているようだからくつろげると思う。

それにしてもやっぱり…この子、どタイプ

「ここ、人少なくていいでしょ？出掛けた時たまに寄るんよ。あ、何飲みたい？」

『えと…本当に奢ってもらってもいいんですか？、』

「ん？いいよ、俺が勝手に言った事だし(笑)」

ちょっと笑い混じりに返せば、彼女もふっと微笑んでくれた。
注文が決まったから頼んで、少しお話しようかな。

…あ、そういえば名前聞いてなかった

「あ、ねぇ名前なんて言うん？」

『七海 Aです。』

「可愛い名前だね！俺は香川玲斗(れんと)
　皆からレトさん～とか呼ばれとる。」

『玲斗さん、かっこいいですね！良かったらLINE交換しません…？』

LINEをAちゃんが聞いてくれた。
これほどに嬉しいことあるか？いやない。
好意を寄せている子からLINEを聞かれるほど嬉しいことはない！！

そんな興奮している俺にAちゃんが言った。

『あの、これからレトくん…とか呼んでもいい、ですか…？』

俺の心にﾄｽｯとキューピットの矢が刺さった。