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Aside
『…っ、うぅ゛、あぁ、っ、』
何も考えたくないのに、わざとそんな言葉を投げ込むコイツはどこまでも悪魔だと思った。
「今からAちゃんはー
大っ嫌いな俺を、震えるほど恐怖を感じる俺を、
自分から求めるんだよー？自分の意思でね。」
『……、っ、』
いやだ、いやだ、コイツから離れたい、私はコイツをもとめてなんかない、なんでコイツなんか…いやだ、
いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、イヤダ。
「んはは、その屈辱的な顔。唆るなぁー。」
_____ちゅぅっ
『…んっ、はぁっ、、』
「さぁ、Aちゃん言って？」
『…っ』
イヤダ、イヤダ、イヤダ。
「その屈辱的な顔で大っ嫌いな俺を自分から求めて？」
『…、っ』
「ほら、A。
______はやく言えよ。」
低くて冷たいその声は、あの頃のアイツを彷彿させて、背筋が凍った。
勿論抗えるわけもなく黒い瞳に吸い込まれていく
『…た、つや、…ぎゅー、…した…い、』
その一言を口にした時プツリと最後の糸が切れて、
心がバラバラに砕け散った。
「おりこーさん。_____っんしょ、」
抱き上げられるとお風呂に連れて行かれて、
たつやはそのままシャワーを捻った。
______シャーっ、
「これじゃまだ寒いでしょ、俺がもっとあっためてあげんね」
『…っんぅ、っ、』
反響する水の音と、リップ音。擦れる布の音。
『…っぁ、っ、…んぅ、』
ジーっとおろされる背中のチャック。
「やっぱ、ワンピースっていいね脱がしやすいわ。」
『…っ、ん、…ぁ、』
「そういえばこれ、喜んでもらえた？」
『…ん、…ふぁ、』
「佐久間に喜んでもらえた？」
『…っ、…ん、』
「もちろん喜んでもらえたよね？
だって大人っぽいそれ俺が選んだんだもん。」
『ぅ…ぁ、…、ん、』
「ねぇ、なんで俺が、Aが 普段着ないような大人っぽいやつ選んだか知ってる？___ちゅっ」
『…っん、』
「…佐々木さんぽいから、」
え……、？
「この服めっちゃ佐々木さんっぽいじゃん？
あの子がいつもしてるポニーテールにしていけば、
佐久間は高確率で佐々木さんと間違えてくれるでしょ？」
…じゃあ、コイツ最初っからそのつもりでこの服を、
最初っからそのつもりで「この服にはポニーテールが似合うよなんて」…っ、
『…っさいて、ひど、ぃ、』
.
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真由(プロフ) - 更新再開してくださって嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！無理しないでいいのでゆっくり待ってます！ (2022年5月16日 10時) (
レス) @page50 id: db608c2c8e (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん(プロフ) - 更新再開してくださって本当に本当に嬉しいです！！続きが読めることが幸せでしかないです。これからも作者さんのペースで頑張ってください！ (2022年5月16日 4時) (レス) @page50 id: cf1a17e7dd (このIDを非表示/違反報告)
イブ(プロフ) - 更新ありがとうございます。又楽しみに待ってます。 (2022年5月15日 9時) (レス) @page49 id: d7ecb85cf0 (このIDを非表示/違反報告)
音彩(プロフ) - 更新して頂き有難うございます！私が１番楽しみにしている作品なので、また物語が進んで嬉しいです！お忙しいのかと思いますが、少しずつでいいのでいつか完結してこの物語を読み切る日を楽しみにしています！応援しています！ (2022年5月14日 23時) (レス) @page49 id: 81d02fafe5 (このIDを非表示/違反報告)
kaaa54(プロフ) - 一気に読んでしまいました・・・更新楽しみにしています (2022年4月15日 21時) (レス) @page48 id: fc5b39cb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまくん
| 作成日時：2021年10月2日 9時
