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Aside
佐久間は好きだって言葉で直接伝えられないから、
その気持ちを言葉ではない方法で彼女に伝えてる
私が思わず愛されてるって勘違いしそうになったのはそのせい。
そっか、、…佐久間はこんなふうに、
雫を、…好きな人を抱くんだね、。
…いいな、…しずく、。
ずるいよ、
名前を呼んでもらえるだけじゃなくて、
心の奥まで実感するような愛をもらえて、
佐久間にこんなに愛してもらえて、
…羨ましい、…
…、？、あれ、…でも、
確か雫は佐久間が自分のことを好きって知らないはず、
ってことは、…こんなふうに抱かれても佐久間の気持ちに彼女は気づかなかったってこと、…？
…っ、うそでしょ、
好きって気持ちがこんなにも漏れ出してるのに、？
これほど彼の愛が溢れ落ちてしまってるのに？
………っ、
目の前の佐久間の身体を強く抱きしめた。
「…しず、く？」
『……、』
ごめんね
貴方のその苦しい思いを、辛い気持ちを、
私は分かってるつもりだった。理解してるつもりだった
でも、本当はなにも分かってあげられてなかったんだ。
今やっと、ちゃんと分かった気がする。
貴方が流す涙の意味が。気持ちが。
佐久間、っ、苦しかったね
…ずっと、…辛かったよね、
どれだけ愛しても雫には伝わらなくて、
彼女を抱くたび、名前を呼ぶたび、
それを実感しまう貴方は苦しくて、苦しくて、
だから、だから…"感じて"って何度も言ったんだ、。
……っ、ねだるように…"佐久間に感じて"って。
ぎゅっと抱きしめたまま何も言わない私に、
「…しずく、？きもちくない、？」
佐久間は泣きそうな顔して眉を下げた。
そんな彼の唇に自分から口付ける。
『…そんな、かお、しないで、』
しんぱいしないで、佐久間と同じきもちだよ、。
そういうとほっと安心して笑った佐久間は、またゆらゆら身体を動かし始める。
ごめんね、佐久間。
私はどう頑張ったって雫にはなれない。
結局私は貴方の望んでるものは何もあげられない。
貴方のために私ができる最後のこと…
それはきっと…その気持ちを受け止めることぐらい。
雫が好きで、好きでどうしようもない佐久間の気持ちを、受け止めてあげること。
…多分それぐらいしかできない。
すなわち、それはこのまま大人しく雫の代わりに抱かれるってことで、
…はは、…流石に……きついなぁー、。
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真由(プロフ) - 更新再開してくださって嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！無理しないでいいのでゆっくり待ってます！ (2022年5月16日 10時) (
レス) @page50 id: db608c2c8e (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん(プロフ) - 更新再開してくださって本当に本当に嬉しいです！！続きが読めることが幸せでしかないです。これからも作者さんのペースで頑張ってください！ (2022年5月16日 4時) (レス) @page50 id: cf1a17e7dd (このIDを非表示/違反報告)
イブ(プロフ) - 更新ありがとうございます。又楽しみに待ってます。 (2022年5月15日 9時) (レス) @page49 id: d7ecb85cf0 (このIDを非表示/違反報告)
音彩(プロフ) - 更新して頂き有難うございます！私が１番楽しみにしている作品なので、また物語が進んで嬉しいです！お忙しいのかと思いますが、少しずつでいいのでいつか完結してこの物語を読み切る日を楽しみにしています！応援しています！ (2022年5月14日 23時) (レス) @page49 id: 81d02fafe5 (このIDを非表示/違反報告)
kaaa54(プロフ) - 一気に読んでしまいました・・・更新楽しみにしています (2022年4月15日 21時) (レス) @page48 id: fc5b39cb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまくん
| 作成日時：2021年10月2日 9時
