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邪魔(USUM・RR団編) ページ6

貴「お父様…」

部屋に侵入しているトレーナーらしき子供二人と、普段と変わらない表情で奥に進ませまいと立ち塞がっているAに目をやる。

ゲ「ほぉ…騒がしいと思い来てみれば、
まさか最深部への道まで開かれてしまうとは…

別世界のボスとやらも、大したこと無いのですね…

A、突然の来客者への対応をありがとうございました。

…後はワタクシに任せなさい。」
貴「……」

「あなたは一体!?母様は無事なのですか!?」

ゲ「母様…ほう?代表の娘ですか。」

少女、リーリエを見て確かに代表の面影がある…ワタクシとA程ではありませんが、等と別の思考も巡るが今はそれどころでは無いと押しやる。

ゲ「ワタクシの名前はゲーチス、

プラズマ団のゲーチスです。

アナタが倒してきたボス達と同じく、異世界より喚び出されし者…

ご安心なさい、代表は奥の部屋で気持ち良く眠っていますよ。」

横を抜けて奥へ進もうとするリーリエの前に立ち塞がる、そう易々と進ませるわけにはいかなかった。

リ「そこを退いてください!」

ゲ「あなた方をこの先へ行かせる訳には行きません。」

Aと共に異なる世界へ飛ばされた理由……

イッシュを支配し、真実を理想で塗り替えた後もAの心までは帰って来なかった。

ゲ「色々考えましたとも…そして、

ようやく答えがでたのです。」

出来上がったのは新たな野望──

その野望を叶えるには、操り人形が必要だと考えた。

ゲ「良いですか?ワタクシの王として彼を利用するために、邪魔をされては困るのですよ!」

そう言っても尚立ち向かって来る、1人の子供…

何故だろうか…どこかで見た事がある目だった。

…それが酷く目障りに思えた。

ゲ「……どうしても逆らうおつもりですか?

分かりました。

…では!負けて華々しく散れ!!」

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作者名:イヴ | 作成日時:2024年3月7日 12時

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