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親愛なる父へ(アニポケ)終 ページ41

親愛なる父へ

このような強行手段で父の歩む道を歪めてしまい、
申し訳ありません。

お父様が、お母様や私の為を思って
あのような計画を企てたことを知っていました。

お父様の手にこの手紙が渡った時、
私はもうこの世に存在してはいないでしょう…

私にできる最善の策だったのです。

お父様の道行に寄り添うことはできませんが、

お父様が私を愛してくれていたように、

私もお父様を心から愛しています。

だから…お父様なら、きちんと正しい道へ…

私やお母様の分まで、

全てを全うしてくれると信じています。


N様との関係について、
私がとやかく言える立場ではありません。

責めるつもりも、呆れるつもりもありません…

ただ、これだけは覚えてください。

N様もお父様を父として愛し、慕っていました。

お父様がどうであれ、それは真実なのです。

私は一足先に、お母様の元へ向かいます。

お父様はどうか、お身体を大事になさってくださいね。

愛しています。

A

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作者名:イヴ | 作成日時:2024年3月7日 12時

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