怒り(USUM・RR団編) ページ4
聞き馴染みのある声に顔を向けると、そこには怒りの表情を隠すこと無く見せている父の姿があった。
サ「これはこれは…プラズマ団のボスであるお前が気にする程の相手を手にしていたとはな。」
ゲ「ワタクシの所有物に手を出すとは、貴方もなかなか強欲ですね。」
貴「お父様。」
サカキの注意がゲーチスへ向いている中、Aは横を抜けてゲーチスの元へ歩み寄った。
サカキは捕まえようとする素振りもなく、2人を見つめる。
ゲ「平和を破る者…サカキ、アナタの事でしたか。」
Aと、サカキが手にしている翡翠の欠片に目を見やってゲーチスは言う。
サ「さぁて、なんの事だか…!しかし、我々レインボーロケット団の計画には協力してもらおう!」
ゲ「ほぉ…このワタクシと、プラズマ団を利用しようなどとはいい度胸していますね。」
睨み合う2人を、Aは呆然と眺めていた。
先に口を開いたのはゲーチスであった。
ゲ「……まぁ、良いでしょう。
この世界に呼ばれた、その意味が何なのか…
この解を見つけなければなりません。
不服ですが、中々面白そうなことを考えている顔は実に興味深い。
…良いでしょう!
交渉次第でワタクシと、ワタクシ率いるプラズマ団が、
アナタに協力して差し上げます。」
演説を思わせるゲーチスの回答に、サカキはフッと笑う…
その後、プラズマ団とロケット団は協力関係となる。
遭遇(USUM・RR団編)→←平和を破る者(USUM・RR団編)
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イヴ | 作成日時:2024年3月7日 12時