平和を破る者(USUM・RR団編) ページ3
気がつけば見知らぬ部屋、
城とは違う、知らない別の場所…
「目が覚めたようだな、お嬢さん。」
貴「……?」
サ「わたしはサカキだ。
全てのポケモンを利用して世界を治めるロケット団…
それを超える大組織、レインボーロケット団…
そのリーダーが、わたしだ。」
貴「…?」
Aは聞き覚えのない名前、声、人物に首を傾げるしかなかった。
そもそもここはどこだろうか…
父は、どこに行ったのか……
周囲を見渡すも、見慣れた緑を見付けられぬAは呆然とした。
サ「父親が心配か?
…安心すると良い、もうすぐ現れるだろう。」
男…サカキはそんなAを知ってか知らずか、そのような言葉を投げかけた。
サ「それにしても、あの男が手篭めにしている子供か…興味深いな。」
その手には割れた翡翠の欠片が握られていた。
それを見て、Aは理解したのだ。
平和を破る者が、この男であるということを─
「Aを離しなさい。」
広く、赤と黒を纏った空間に、怒りを纏う冷酷な声が響いた。
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作者名:イヴ | 作成日時:2024年3月7日 12時