迷ヰ猫、其の二《チョコレート》 ページ3
目が覚めたら変な所に居た場合の対処方法は学校で習ったことないチョコレートもとい優だよ畜生!
ったくー!ここどこー!?
「えーっと…えーっと…あのー…ここって何処ですか?」
うーん……なんか、見た事ある気がするんだけどな…記憶力が悪過ぎて思い出せん…
「あ、それはまだ分かってないところで……」
りゅーも分かんないのか〜
んーなら、優に分かるはずがないか!
人目を気にせず辺りをキョロキョロ見回す。んーやっぱりどっかで見たことある景色……だと思うんだけどなぁ…
すると、そんな時後ろから声を掛けられた。予想だにしない人物から
「あの、どうかされましたか?」
んん?
えーっと
「えっ?」
た、谷崎さん?!それにナオミちゃんまで!?えーっと、朝の幻覚?それとも夢の中?やばいよ…!だいぶ、パニック!
「えーっとえーっと、貴方のお名前は…?」
「あっ、僕ですか?谷崎潤一郎で」
「私はその妹のナオミですわー!」
やべぇ!本物だぁ〜!!
感動のあまり、その場で飛び跳ねてくるくる回ってたら周りから変な目で見られる私
…うん。めっちゃ冷たいよ、瞳が。怖くて泣いちゃうよ…まぁ嘘なんだけど。
「それよりも、こんな処でどうしたんです?」
「私達?…困ってるんです…多分」
うーんと、困ってるんだよね?
「どこかに行きたいんですか?」
「えーと、どこかに行きたいんですかね?」
おっと、返事間違えた…谷崎さんが首かしげてる…ナオミちゃんが微笑んでる…可愛い!!
じゃなかった、どうしよう…頭おかしい奴だと思われたかも!いや、元からだから別に良いのだけど…
また、話が逸れた。だがしかし!私は今1人じゃない!
そう思い、助けを求める様に、りゅーの方を見る
すると、その視線の意味を察してくれたのか、
「私達、うずまきに行きたいんですが場所が分からなくて」
と、咄嗟に嘘をついてくれた
うわぉ…りゅー天才!
「そうだったんですわね!なら、私達の仕事場が近くなので一緒に行きましょう!」
うわぁぁあ!ナオミちゃん優しすぎるぜ…!それに谷崎くん可愛い…!
というか、ここって……
真逆文ストの世界?
いやいや、そんな訳な……
って、あ
りゅーの名前まだ聞いてなかった…!!
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作者名:龍神邪炎 チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年3月13日 22時