そんな冷たくされても困るんだけど

第21話 ページ22

楓side

はぁぁ…つかれた

「…あの、日和…！」

声をかけると日和は私を抱き締めた

「どうしたの？」

「…あまり無茶をしないでほしいね。何かあったら、僕を頼るといいね」

「…うん、わかった。…ありがとう」

返事を聞くと彼はいつもの明るい笑顔を見せた

「…あ、ここ、教室」

「うんうんじゃあ、ここまでだね！何かあったらぜっっったいに連絡するんだね！いいね？」

「んん…わかったよ、大丈夫」

「それじゃあ、行ってくるね！」

「うん」

彼は私の頭をポンポンと撫でてから玲明に向かった


さて…私も教室に入るか

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

「！楓ちゃん？！大丈夫だった？！」

「怪我はないん？！」

「楓、大丈夫…？」

ちょ、一気に話さないでよ(白目)

「大丈夫だよ…」

「楓様、大丈夫でしたか？」

「ぇ…あ、はい…大丈夫です」

「左様ですか、なら良かったです」

彼はそう言うとニッコリと微笑んだ

いやあ、さすがアイドル…

夢の中でいいからかわいい動物がアイドルになってライブしてないかな…

かわいいよね、ぜったい

「…楓？頭、大丈夫〜？」

「ちょ、凛月くんそれは酷いよ…()」

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