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イライラする ページ8

「今日の練習はここまで、お疲れ」

「んぁーっ!!終わったぁ!」

「ふぅ、今日の練習もなかなかハードだったな」


練習が終わってそれぞれが着替えたり荷物をまとめたりと帰る支度をし始める

僕も考え事をしながら着替え始める


奏汰を家に誘おっかな…いつもなら抱きしめてくれるのに…昨日は抱きしめてくれなかったし…よし!


「ねぇ、そう…」
「2人とも!久しぶりにこれからご飯でも行かないか?」



奏汰を僕の家に誘おうと声をかけた瞬間に、音波と言葉が被る

圧倒的に音波の方が声が大きく、僕の声は奏汰に届いていなかったみたいだった

その事に少しだけショックを受けつつ、音波に遮られたことにより、機嫌がわるくなる


「ご飯か、いいんじゃないか?」

「流歌はどうだ?ご飯行かないか?」

「……奏汰がいくなら」

「?そうか、何か食べたいものあるか?」


機嫌悪くした僕はいつもなら“音波が行くなら行かない”といつもなら言うけど

今日は普通に返した

その事に音波が疑問を持ちながらも、食べたいものを聞いてくる

僕はそれを無視して荷物を整理し始めると

奏汰と音波の話し声が聞こえてきた


「奏汰、何か食べたいものはあるか?」

「俺は…」

「あぁ、それもいいな!たしかに……だしな」


話してる声が時々小さくなって、その部分が聞こえ無かったけど

僕にはそれが丁度良かったと思う

聞こえたら聞こえたでイライラしちゃうもん


「それで決まりだな」

「そうだな、流歌の機嫌が治るのはそれが一番であろう」


ひたすら別のことを考えた僕にはそんな会話は耳に入っていなかった

何も見えず、何も聞こえない→←もっとみてて?



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作者名:ゆーた | 作成日時:2016年12月31日 14時

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