第1話 ページ1
異性が気になるだとか、異性に触れたいだとか。
私にはよく理解できないもの。
…………だったのに。
＊
「お、A。起きたのか」
南雲晴矢。お日さま園で一緒に暮らす仲間の一人。
喧嘩ばっかりするけど、結局仲が良くていつもいつも話しているんだけど……
「……っ、おはよ」
なんだか最近、話すことが恥ずかしくなってきた。
なんでなのかわからない。
でも気まずくて晴矢と話すことが最近楽しくないことはわかる。
それで私はしばらく晴矢を避けるようになった。
晴矢以外とはいつもと変わらない様子で話していたけど…。
＊
……
気まずい。
私は今、すごく気まずい。
お風呂に入る時間なので、用意を持って部屋から出ようとしたとき。
「なぁ、聞いてんのか。いるんだろ？A」
扉の向こう側に晴矢がいる。
なんで今来るの！？！
ていうかこれ、フラグ……。
今は晴矢とすごく気まずいし……会いたくない。
避け始めてから晴矢に睨まれるような感じがしていた。
やっぱり、晴矢は怒って______
「……っ！」
戸惑っているといきなり扉が開いた。
そこにはやっぱり、見るからに怒っている南雲晴矢の姿。
……晴矢…。
「な、なに」
とっさに出た言葉がわざとらしすぎて、自分でも呆れてしまう。
「………」
晴矢は今まで見たことのないくらい怒っていて。
何も言わずじっと私を睨みつけている。
それが逆に怖くて、目をそらしてしまう。
「……俺、なにかしたか？」
晴矢が怖い目をして言った。
……。
違う、何もしてないよって言えなくて。
「ちょっとよくわかんないんだけど……」
私は誤魔化すように笑う。嫌な汗がでてきた。
また目をそらす私。晴矢はそれが気に入らなかったのか私に近づいてくる。
な、なんで……
「こっち向けよ！」
晴矢が私の肩をつかんで、強引に自分に近づけた。
ハッとして私は晴矢のほうを向くと、晴矢の顔がすごく近くて。
……！
「やっ！」
私は慌てて下を向いた。
心臓がうるさくて、顔が赤くなっていく気がして。
なんでだろ。嫌じゃないけど、でも……
「はっ……なんだよ…俺のことが嫌いなのかっ！？同じ家に住んでるのに避けることねぇだろ！？」
晴矢はそう言って私の服の襟元を掴む。
違うの、晴矢……
私は…
「……ごめん…晴矢は何も悪くないの」
私がそう言うと、晴矢は荒々しく私から手を離して部屋から出ていった。
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さあや(プロフ) - しゃまる。さん» しゃまる。さんありがとうございます……！！！風介オチではないですけど風介も結構出てくると思いますので宜しくお願いします……！！！(；＿；) (2017年8月7日 16時) (
レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
しゃまる。(プロフ) - もう好き。オチ風介じゃないけど好き。晴矢も好き。ありがとう！！！！(ぐっ、 (2017年8月7日 16時) (レス) id: d941d418f8 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 黒狐☆さん» 黒狐☆さんありがとうございます……！！！嬉しいです早めに更新します……！！(；＿；) (2017年8月7日 13時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐☆(プロフ) - 続きが(」ﾟ∀ﾟ)」ﾎｼｲｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!!更新!!!!楽しみにぃぃぃぃ!!してます!!!!!! (2017年8月5日 20時) (レス) id: 0b3fcf882a (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - りんりんさん» りんりんさんありがとうございます……！！南雲くんかっこいいですよね！！まだまだ主人公とイチャつけてないですけど宜しくお願いします！ (2017年7月27日 12時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さあや | 作成日時：2016年9月11日 19時
