sister ﾄ monster【浦島坂田船】 (ページ4)

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2.珍しいページ4

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う「そんなに畏まらなくてもいいですよ。今日はまたとないパーティーなんですし、どうせなら楽しみましょうよ」

....確かに、それもそうだ。

うらた....さんの言う通り、今日くらいは楽しもう。楽しみまくろう。

私は今迄ずっと被ってたフードをバサッと外し、うらたさんの手を握った。

『はい。神が赦す限り、楽しみまくりましょう！』

私は何もかもが弾け飛んだみたいに、久しくやる笑顔で踊りに踊った。

強引に付き合わされたにも関わらず、何も言わずに一緒に踊ってくれたうらたさんに感謝だ。流石、伯爵様だな。

何曲目か踊り終わり、私達は気分転換の為、外の空気を吸うことにした。

煌びやかで堅苦しい様な雰囲気とは違い、外は開放的でとても静かな風を感じることができる。

やっぱり貧民街の馴れだからだろうか。外の方がとても安心できる。

う「Aさんのフードの下、こんなにもお美しいのに、どうして隠すような真似を？」

と不意に、うらたさんはそんな質問をしてきた。

『.....なんて、言えばいいのですかね。私はお恥ずかしながら、貧民街の成り、だからでしょうかね。本能的に自分の顔を隠したくなるんですよ』

う「本能的に、ですか」

私は「はい」と返した。

『まぁ、この髪色と目なんで、目立ちたくないってのもあるんですがね』

う「確かに、銀髪に赤目は珍しい容姿ですしね」

.....珍しい、か。

う「そろそろロビーに戻りましょうか。此処で話しても難ですし」

『....そうですね』

私はうらたさんに同意し、赤い絨毯によって彩られた廊下を歩いていった。

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