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いつも通り古ぼけた教会で目を瞑り、祈りを捧げる。

これが昔からの私の日課。

毎日神に祈りを捧げ、この腐った世の中を浄化してもらうようにする。

それが私にとっての使命であり、この街にとっての願いだ。

この街のシスターは私一人しか居なく、宿も何も持っていない私は、いつもこの教会にお世話になっている。

幸いなのか不運なのか、此処にいた牧師さんは既に亡くなっており、宿主が居ないから取り壊そうとしたところ、私がそれを引き止め上記の通りになる。

まぁそもそも教会に宿主なんて、本当は無いんだけどね。これも神から授かった運命。抗わずに自然と生きるとしよう。





『?...“招待状”?』

教会のすぐ近くにあるポストの中を確認しているとスルッと落ちた謎の手紙。

表の文字を見てみるとセリフの通り“招待状”とだけ書かれた本当に謎の手紙。

不気味に思ったが私は好奇心のままに中身を見てみた。



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A・レイヤー様へ

レイヤー様を、グラシェ家が主催するパーティーにご招待致します。
尚、服は正装でも普段着でもどちらでも構いません。
会場はサリエル州にあるグリム館と云う館です。
日時は明日の夜7時からです。
間違いのないようにこの招待状を持っていらして下さい。
尚、お一人だけでお越しになって下さい。
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どうやらパーティーの招待状だったらしい。

しかもあの有名なご貴族、グラシェ家が主催するパーティー。

これはまたとない好機なのかもしれない。

こんなの貧民街育ちの私にしちゃ、一生に一度と無いことだ。

行って後悔するようなものでも無いはず。



なら私に残された選択肢は1つ。





『神から申し付けられた使命とあらば、有り難く行って参ります』





シスター。初のパーティー。存分に楽しんで行ってきます。



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心愛 - 更新楽しみに待ってますので戻ってきてください! (2018年11月28日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レ=と=ロ | 作成日時:2018年10月28日 0時

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