谷崎兄妹 ページ6
探偵社爆弾魔立てこもり事件(長いな)、つまり敦くんの入社試験。
内容は割愛。
だって長いもん。←
あ、でも谷崎兄妹の演技がめちゃめちゃうまかったことは言っとこうかな。
で、敦くんは無事合格した。
今は敦くん、太宰さん、国木田さん、谷崎兄妹と僕で探偵社の入っているビルの1階にある喫茶店にいた。
敦くんと谷崎兄妹がボックス席、あとの僕ら3人はカウンター席。
そして。
「すンませんでしたッ!」
谷崎潤一郎─────能力名『細雪』
演技とはいえ酷いことを言ったと謝っている。
そう、この子実はとってもいい子!
「ボクは谷崎潤一郎。探偵社で助手みたいな仕事をしています。で、こっちが…」
「妹のナオミですわっ!」
谷崎ナオミ。
とてつもないブラコンでお兄様大好き。
僕はそれぞれ潤、ナオって呼んでる。
この子もすっごい可愛いんだよ!
「ご兄妹?それにしては、似ていないような…」
「あーそれ禁句なのに…」
僕はつぶやく。
えっ?!という顔をした敦くん。
が、多分彼は別の意味でえっ?!って思っただろうね。
だってナオ、潤の服に手突っ込んじゃってるし。
腰回りの体つきがそっくりとか言って…。
あーあー押し倒したよこの子。
なんてのは日常茶飯事だから微笑ましいなあで終わる。
「そだ、3人とも怪我とかない?」
「僕は特に…」
「私もありませんわ」
「ボクも特に…」
そんなわけないだろ。
「潤は嘘だね。あんだけ強く叩きつけられてたんだから受け身とってたって痛いに決まってるでしょ」
「ホントは、少し…」
もう、僕に気を使ってんじゃないっての。
「『舞踏会』」
あ、確かにちょっとしか痛くない。
背中は、ね。
でも主に肋骨あたりがめちゃめちゃ痛いんですけど。
ナオだな。断言できる。
一体あの子はどんだけの力で兄に抱きついてんだ。
「気を遣うなっていつも言ってるでしょ。たまにはお姉さんを頼りなさい」
「お、お姉さん?!」
敦くんがびっくりしてる。
「うん、僕20歳だから」
「てっきりナオミさんより年下かと…」
まあね!158センチだもんね!勘違いするよねそりゃ!
158センチ…だもんね…。
落ち込んでる僕をよそに、国木田さんは敦くんに探偵社の一員としてどうこうみたいなことを言ってる。
「と、ところでみなさんは探偵社に入る前は何をされていたのですか?」
僕を気にしてか話題を変えてくれた敦くん。
彼は本当にいい子だ。
ラッキーキャラ
宮沢賢治
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風鈴(プロフ) - ドルチェさん» ありがとうございます!これからまた1日1話更新を心がけていきたいと思いますのでよろしくお願いします! (2016年6月1日 21時) (レス) id: 03566c106c (このIDを非表示/違反報告)
ドルチェ - 交信お疲れ様です! やっぱりいいですねぇ、流石です!!次も頑張って下さい!応援してます! (2016年6月1日 6時) (携帯から) (レス) id: 4b2aa12345 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ドルチェさん» ありがとうございます!アンケートが終わりましたらまた書き始めますのでよろしくお願いします! (2016年5月27日 7時) (レス) id: 03566c106c (このIDを非表示/違反報告)
ドルチェ - 初めまして!!ドルチェと言います。 黒き舞姫、拝見させてもらってます。 私は中也さんと芥川さん圧しです!! これからも頑張って下さい! 応援してます!! (2016年5月27日 6時) (携帯から) (レス) id: 4b2aa12345 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - オルカさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2016年5月25日 20時) (レス) id: 03566c106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風鈴 x他1人 | 作成日時:2016年5月10日 22時