プチパニック ページ30
☆沖田さんside
「思ってたこと?」
俺が聞き返すと旦那は頷き、口を開く。
「Aってさ・・・。神楽に似てねえか?」
「わ、私アルか?!」
なんでィ、そんなことかィ。
「似てても不思議はないんじゃないですかィ?」
「何でですか?」
「Aの母親はおそらく夜兎でさァ」
「「「はあああ?!」」」
万事屋3人の声が重なる。
「ガキの頃に何回か会ったんですが、クソチャイナみてェに四六時中傘さしてやしたし肌めちゃめちゃ白かったし」
「な、名前!Aの母親の名前わかるアルか?!」
「確か・・・
その名前にクソチャイナははっとしていた。
「神葉って、マミーの妹ヨ!」
「つまり、神楽ちゃんとAさんは従姉妹ってことですか?」
「そういうことネ!」
マジですかィ・・・。
「実はな、あともう1つあるんだ」
旦那がまた真剣な顔で言う。
「ハッキリとは言えねえ。雰囲気っつーかオーラっつーか・・・。そういうもんがな、ガキん時の高杉そっくりなんだよ」
今度は思考が停止した。
高杉って・・・まさか。
「高杉晋助・・・ですかィ?」
「ああ。髪の色なんか全く一緒だ。それに・・・」
「それに・・・?」
「高杉には腹違いの妹がいてな。俺はその妹と母親に1回だけ会ったことがあんだよ」
「ほんとアルか銀ちゃん?!」
「で、その2人はどんな感じだったんですかィ?」
旦那はそこで一旦深呼吸をした。そしてハッキリという。
「今の話の内容に合わねえことなんざ何1つねえよ。Aがヤツの妹だとすりゃ全部つじつま合うんだよ」
A母親そっくりだし、と続けた。
さすがの俺もちょっとパニックでさァ・・・
世界は壊してもキャラは壊すな→←アニメ最終回感想*ネタバレ注意!
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作者名:風鈴 | 作成日時:2016年2月28日 0時