フリーズしました。 ページ20
☆Aside
団長が突然、私が誰かに似てると言い出した。
阿伏兎さんは団長に、団長は『シンスケ』という人に似ていると思うらしい。
『シンスケ』って誰?
そう思って、お2人に聞いたときだった。
「俺が、なんだって?」
後ろを振り向くと、1人の男の人が立っていた。
紫色の派手な着物を着て片手には煙管、左目に包帯らしきものを巻いている。
そして色気がハンパない。←(ここ重要)
「やあ、シンスケ。来てたんだ」
どうやらこの人が『シンスケ』らしい。
「まあな。そこの女は・・・」
私を見たとき、シンスケさんの動きが止まった。
「・・・お前、名前は?」
「立川 Aです・・・」
私が名前を言うと、シンスケさんは納得したように頷いた。
「やっぱりか」
「なにがやっぱりなの?そうだ。今ね、阿伏兎と2人でこの子が誰かに似てるって話をしてたんだけどさ、俺はシンスケに似てると思うんだよね」
神威さんの言葉に、当然というように頷く。
「そいつは、俺の腹違いの妹だ」
思考回路がフリーズしました。しばらくお待ちください。
「・・・おい、フリーズしてんのか?」
その通りです。が、とりあえず・・・。
「せ、説明を・・・」
すると、ちゃんと一から説明してくれた。
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作者名:風鈴 | 作成日時:2016年2月28日 0時