名探偵さんに愛され過ぎているお世話係 が居るらしい【文スト】

五話 ページ6

A「ユリで自 殺する方法があるらしいんですよ。密室部屋の中にたくさんのユリを置いて自分は寝転がるだけで、死ねるんですよ。どうやら、酸欠で死ぬらしいです。死んだ後誰かが見たとき綺麗だなぁ、美しいなぁって思いませんか？私はそうやって綺麗な終わり方をしたいものです」



太宰「あ..うん 」



太宰「寝よっか」



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A「ふぁぁ.. 」



よく寝ました。ケーキも作ったし、後は朝ご飯か。
あの人って朝ご飯食べたのかな？あの..虎になる子。



聞いた方が早いよね。___でも 寝てたら申し訳ないし、一応作っとくか。



着替えを済ませ、朝ご飯を作り終えると扉を叩かれていることに気付いた。
江戸川さんではない.. 江戸川さんは容赦なく叩くけど、控えめだから.. 誰だろう。



そっと扉を開けると、虎になる子がいた。



敦「あ、あの！

服が二種類置いてあったのですが..これはどっちが正装なんですか？」



二種類？



A「.. 拝見して宜しいですか？」



運良く持っていた。
そして見てみると、私と与謝野さんが選んだモノと誰が買ったのか分からないモノがあった。

どっちも正装じゃないしなぁ..なんて言おう。



A「こっちの方が肌が隠れるから、こっちが良いと思います。もう片方は寝巻にでもお使いください」



私が選んだのは誰が買ったのか分からない方の服。


寝巻に使ってと言った方は私も与謝野さんが選んだ服だ。ラフな方が動きやすいと言う事で選んだけど..流石に肌が出すぎたか。



敦「ありがとうございます！」



去ろうとする彼を止める。



A「あの、ご飯..食べて行きますか」




敦「お、御言葉に甘えても宜しいのなら.. 」



私はこの時確信した。

この人、良い人すぎる と。こう言う人って探偵社に入ると大変になりそう。

みんなキャラが濃いから。

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