名探偵さんに愛され過ぎているお世話係 が居るらしい【文スト】

三十七話 ページ39

A「 この花 可愛い！」




久し振りに来てみると時の流れを感じる。あの時あった花や木は枯れてしまったのか、新しい植物に植え替えされていた。
当たり前なのだけれど、少し寂しい。




太宰「もう4時間半此処に居るけど、飽きないの？」




A「飽きませんよ。同じ生き物ですから」




植物も人間も生きている、だから飽きない。変な奴 だと思われるよね 。

それにしても 乱歩さんが飽きていないのが驚きだ。乱歩さんは直ぐに うだうだ 云うのに今日は 何ともない。




その方が楽で良いんだけどね。




A「 この後行きたい所とかってありますか？」




乱歩「 帰りたい 」





太宰「私も帰りたい」





A「じゃあ、帰りましょうか」





あんなにはしゃいだのは 初めてかもしれない。
二人には感謝しておこう。

_______お腹すいたなぁ




A「帰る前にお団子屋行きましょう」




直ぐ近くにあるお団子屋の団子はとてつもなく美味しい。
それにお団子だけじゃなく、他の和菓子も売っている為 あの店は大好きだ。





A「御母さん 久し振りですね」





「久し振りだねぇ、何時もの食べていくかい？」




A「お願いします 」




乱歩「後 甘く煮た餡子！」





え、餡子だけ頼むの？初めてだよ 餡子だけ頼むのを見たのは。




太宰「みたらし団子くださーい」




お団子お持ち帰りしようかな。

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