名探偵さんに愛され過ぎているお世話係 が居るらしい【文スト】

十三話 ページ14

箕浦「遅いぞ探偵社！」



着いた途端言われるのも仕方ない。乱歩さんの自由すぎる行動が原因で駅を離れられなかったり、駄菓子を買ったり と此処に来るのに時間がかかった。



箕浦「本件はうちの課が仕切る。 貴様ら探偵社は不要だ」



ならもう帰りたい。なんだが、ヤバイことになりそうだから。



乱歩「莫迦だなぁ、この世の難事件は須く名探偵の仕切りに決まってるだろう？」



呆れたような顔をして云った。



箕浦「抹香臭い探偵社など頼るものか」



A「それは何故でしょうか」



箕浦「殺されたのが___ 俺の部下だからだ」



遺体を見せてもらうと、酷いものだった。お綺麗な方なのに.. 。
今朝 川を流れている所を発見されたそうだ。
さらに、胸部を銃で三発、それ以外は不明。殺害現場も時刻も弾丸すら貫通しているため発見できていないと云う。

1番気になるのは犯人が誰かだ。それも判らないと__ 。



箕浦「職場での様子を見る限り特定の交際相手もいないようだ」



その言葉に乱歩さんは帽子を直しながら言い放った。



乱歩「それ、何も判ってない って云わない？」



箕浦「だからこそ素人あがりの探偵になど任せられん、さっさと______ 」



「おーい、網に何か掛かったぞォ」



嫌な予感がするのは私だけでしょうか。

十四話→←十二話

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す