【HQ】友達にお前バレー部からの扱い雑だよなって言われたけどその言葉に激しく同意しか出来ない件

愛 20.3% ページ4

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合宿1週間と三日目。


『あれ、今日は英だけ？』

いつもの茂みにいたのは三毛猫。その模様は真ん中分けのような感じで。無気力な目もまさに国見。ということで、名前は英だ

私は擦り寄ってきた英を抱き上げると、頭を撫でる。

『ふふー。』

「……何してるんですか？」

『あ、国見。見てみて、この子英って言う、の……』

「……へぇ、英。」

やってしまった。本人に本人の名前をつけた猫を見せてどうするんだ私。

『く、国見のことじゃあないよ？』

「おかしいなぁ、さっき国見に似てるから英、とか聞こえたような気がしたんですけど。」

『そうだよ国見だよ！悪いかこの野郎！』

開き直ってそう言うと、満足そうに微笑む

「まぁAさんに名前で呼ばれるとか正直気が引けます。」

『くっそ可愛くないコイツ』

「……その猫、俺のこと嫌いなんですかね」

ふと腕の中を見てみると、フーッと威嚇している英。

『ははん。国見嫌われてるね』

「……嫌われたって別に…」

『ほらほら、英ー、国見は怖くないよ』

「にゃあん」

「っ」

英は国見に飛びつく。

『ほら、可愛いでしょ』

「……はい、そうですね」


猫をなでている時の国見は今まで見たことないようなくらい顔を緩めていた


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